続編の受賞は厳しい? 世間が注目する映画『デューン 砂の惑星 PART2』アカデミー賞作品賞の可能性とは?

text by shuya

フランク・ハーバートのSF小説を原作に、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がメガホンを取った映画『DUNE/デューン 砂の惑星 PART2』が、第97回アカデミー賞の作品賞にノミネートされた。しかし、海外メディアのSCREEN RANTは、作品賞の受賞は厳しいと報じた。(文・編集部)

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なぜ『デューン2』の作品賞受賞は厳しいのかー。

ティモシー・シャラメ
ティモシー・シャラメ【Getty Images】

 映画『ブレードランナー2049』(2017)や『メッセージ』(2017)など、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品は、多くの賞レースで高い評価を受けている。しかし、アカデミー賞の歴史を振り返ると、シリーズの続編が作品賞を受賞することは極めて稀だ。

 長年のアカデミー賞で、続編が作品賞を受賞したのは『ゴッドファーザーPARTⅡ』(1974)と『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』 (2003)の2作品のみ。この点を考えると、本作が同じ道を辿るには、大きな壁を越える必要がある。

 現在、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は『デューン 砂の惑星 PART3』の製作中とも言われている。投票者の中には「シリーズ完結後に評価すべき」と考える人も少なからずいるようだ。

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【了】

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