ホーム » 投稿 » 海外映画 » 劇場公開作品 » 巨匠ラース・フォン・トリアー最新作『キングダム エクソダス〈脱出〉』予告編& ポスタービジュアル解禁

巨匠ラース・フォン・トリアー最新作『キングダム エクソダス〈脱出〉』予告編& ポスタービジュアル解禁

text by 編集部

世界を震撼させた伝説の北欧ホラーシリーズ“世界初”劇場公開!巨匠ラース・フォン・トリアー最新作『キングダム エクソダス〈脱出〉』が7月28日より公開される。それに伴い、『キングダム』Ⅰ&Ⅱデジタル修復版も一挙公開!今回、予告編とポスタービジュアルが解禁された。

今、伝説の扉が、開かれる…。
驚天動地、奇々怪々、度肝を抜く映像体験の再来

c2022 VIAPLAY GROUP DR ZENTROPA ENTERTAINMENTS2 APS

カンヌ・パルムドール受賞など輝かしい受賞歴を誇り、観る者を挑発する作⾵で圧倒してきたラース・フォン・トリアー。その中でも、90年代に制作されたドラマシリーズ「キングダム」はデンマーク最⾼視聴率50%越えを記録し、社会現象を巻き起こした伝説の作品だ。

そして四半世紀の時を超えて最新作『キングダム エクソダス〈脱出〉』が全編5時間超の「映画作品」として第79回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア上映を果たし、遂に⽇本で待望の劇場公開が決定!!

今回解禁された予告編は、『キングダムⅠ&Ⅱ』のダイジェスト映像から開幕。懐かしいキャストの姿も⾒られる中、インパクト⼤のポスタービジュアルにも登場する⼀⼈の⽼婆が、吸い寄せられるように巨⼤病院キングダムの⼊⼝を通り抜けると、いきなり懐かしいテーマ曲が鳴動!90年代に世界を震撼させたホラーシリーズの世界観へ⼀気に引き込まれる。

その後も、超⾃然現象、奇怪な儀式、ソープオペラさながらの医師と患者たちのドタバタ劇が繰り広げられ、「フォン・トリアー作品で最も告⽩的かつ暴露的だ!(Roger Ebert.com)」「常軌を逸したキャラクターや設定に彼の美学が貫かれている。(Variety)」といった海外レビューにも嘘偽りのない濃厚な内容となっている。

また、シリーズの「お約束」ともなっているスウェーデン⼈とデンマーク⼈のいがみ合いをネタにした会話も健在で、往年のファンの頬を緩ませるだろう。後半には、フォン・トリアー監督の盟友ウィレム・デフォーも衝撃(笑撃)の登場で怪演を披露!

さらに、『キングダム』シリーズといえば、やはりウド・キアの怪演を抜きにしては語れないが、本予告では「善も悪もあることを⼼得よ」というフォン・トリアー監督本⼈からの意味深なメッセージの後、背後からキアの顔がうっすらと浮かび上がる様が観られる。もはやファンならずとも期待せずにはいられない予告に仕上がっている。

北欧の巨匠にして衝撃的問題作を⽣み出し続ける
映画界の異端児

監督・脚本:ラース・フォン・トリアー

輝かしい受賞歴を誇る⼀⽅で、観る者を挑発するような作⾵で常に物議を醸してきたデンマーク出⾝の監督。

1995年に同郷のトマス・ヴィンターベアらとともに、様々な制約の中で映画を製作する「純潔の誓い」と呼ばれる映画運動”ドグマ95”を発表すると、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』ではカンヌ映画祭パルムドール(最⾼賞)を受賞。

近年では、カンヌ映画祭での上映時に激しい暴⼒シーンのために4⼈の観客が鑑賞中に気絶したとの逸話が残る『アンチクライスト』、⾃⾝のうつ病の経験をもとに制作され絶賛を博した『メランコリア』、演技ではなくハードコアポルノとして製作された4時間にも及ぶ⼤⻑編『ニンフォマニアック』など、新作を発表する度に⼤きな話題を呼んでいる。

2022年、パーキンソン病を患っていることを公表するなど健康⾯が⼼配されていたが、最新作『キングダム エクソダス〈脱出〉』がヴェネチア国際映画祭でプレミア上映された際には、オンラインでインタビューに応え、これからも映画製作を続けることを宣⾔し、元気な姿を観客に⾒せた。

【予告編】

【イントロダクション】

カンヌ・パルムドール受賞など輝かしい受賞歴を誇り、観る者を挑発する作⾵で圧倒してきたラース・フォン・トリアー。その中でも、90年代に制作されたドラマシリーズ「キングダム」はデンマーク最⾼視聴率50%越えを記録し、社会現象を巻き起こした伝説の作品だ。そして四半世紀の時を超えて最新作『キングダム エクソダス〈脱出〉』が全編5時間越えの「映画作品」として第79回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア上映を果たし、遂に⽇本で待望の劇場公開が決定!!

【ストーリー】

コペンハーゲンの巨⼤病院<キングダム>で起こる、数々の不可解な事件…夢遊病者のカレンは、謎の声に導かれ、キングダムへと辿り着く。世界を破滅から救うために…。

【上映時間】

怒涛の15時間超。
『キングダム エクソダス〈脱出〉』319分、『キングダムⅠ デジタル修復版』283分、『キングダムⅡ デジタル修復版』298分

【前売券情報】

3作品共通プレミア鑑賞券¥8,100にて好評発売中(当⽇1作品\3,000の処)
プレミア鑑賞券劇場窓⼝購⼊者限定「特製 T シャツ」(⾮売品・数量限定先着順・⼀部劇場を除く)
公式サイト

【作品情報】

『キングダム エクソダス〈脱出〉』
監督:ラース・フォン・トリアー 出演:ボディル・ヨルゲンセン、ミカエル・パーシュブラント、ラース・ミケルセン、ニコラス・ブロ、アレクサンダー・スカルスガルド、ウド・キア
2022年/デンマーク/デンマーク語、スウェーデン語、ラテン語/319分/カラー/1:1.78/5.1ch/原題:Riget Exodus/英題:The Kingdom Exodus/字幕翻訳:安本熙⽣
配給:シンカ/提供:シンカ、TC エンタテインメント © 2022 VIAPLAY GROUP, DR & ZENTROPA ENTERTAINMENTS2 APS
公式サイト

7/28(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほかにて全国公開

【関連記事】
映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」トラウマ級のラストは必見。歌に込められたメッセージとは?<あらすじ 解説 考察 評価>
映画『ファニーゲーム』映画史上もっとも不快…? “胸糞映画“の金字塔を徹底解説<あらすじ 考察 評価 レビュー>
「キツい・汚い・危険」コメディ映画『逆転のトライアングル』は面白い? 忖度なしガチレビュー【あらすじ 考察 解説 評価】