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ウェス・アンダーソン監督の新作『アステロイド・シティ』の公開日が決定! トム・ ハンクス&マーゴット・ロビーが出演

text by 編集部
Getty Images

トム・ハンクスや、スカーレット・ヨハンソン、スティーヴ・カレルなどの豪華メンバーが初参加することでも注目を浴びているウェス・アンダーソン監督の新作映画『アステロイド・シティ』。その劇場公開日が決定した。どうやら映画好きや、アンダーソン監督ファンの熱が冷めやらないようだ。今回は現地メディアの声を参考にこの映画を解説する。

アメリカでは2023年6月16日に限定劇場公開予定

ウェス・アンダーソン監督の11作目の長編映画『アステロイド・シティ』の公開が2023年に決定したと、米 Colliderは報じている。この映画は、2023年6月16日に限定劇場公開され、その1週間後の6月23日に拡大公開される予定となっており、国内配給はフォーカス・フィーチャーズが担当し、海外配給はユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナルが担当する。

アンダーソン監督の過去3作品『グランド・ブダペスト・ホテル』や『犬ヶ島』、『フレンチ・ディスパッチ』はすべてサーチライト・ピクチャーズが配給しており、『アステロイド・シティ』はアンダーソン監督とフォーカス・フィーチャーズの新たなコラボレーションとなっている。

また、2012年の『ムーンライズ・キングダム』以来、アンダーソン監督のプロジェクトに欠かさず参加している制作プロダクションのインディアン・ペイントブラシも、本作でアンダーソン監督とフォーカス・フィーチャーズのパートナーになっているようだ。

アンダーソン監督の前作『フレンチ・ディスパッチ』のあらすじは、20世紀のフランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ誌」の編集部にて、癖のある記者達が個性豊かな記事を作り人気を博していたが、ある日仕事中に編集長が急死してしまい、遺言によって廃刊が決まってしまうというお話。

この映画は、その年のカンヌ国際映画祭でプレミア上映された後、2022年1月28日(金)に日本公開されたが、アンダーソン監督作品としては、2007年『ダージリン急行』以来、意外にも1度もアカデミー賞にノミネートされない作品となり、4作連続で1部門以上アカデミー賞にノミネートされるという記録はここで途絶えてしまった。

新作『アステロイド・シティ』は、アンダーソン監督と長年の協力者であるローマン・コッポラが共同脚本として参加。アンダーソン監督と、インディアン・ペイントブラシの創設者であるスティーヴン・レイルズ、ジェレミー・ドーソンにより製作され、アンダーソン作品の常連メンバーである俳優ジェイソン・シュワルツマンやエイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントンなどもこぞって出演している。

しかし今回はいつものメンバーだけではなく、新しくトム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、マーゴット・ロビーに、スティーブ・カレルなどの超豪華俳優陣が加わる。

『アステロイド・シティ』の舞台は、1955年の架空の砂漠の町。現代社会から一歩踏み出した作品となっているようだ。配給会社フォーカス・フィーチャーズの公式概要によると、「人生の意味についての詩的な瞑想になる」と書かれており、未だその内容は謎に包まれている。

『アステロイド・シティ』は2023年6月16日に限定公開され、その後6月23日から劇場公開が拡大される予定。日本公開の予定は今のところ不明だが、ウェス・アンダーソン監督のファンのみならず、多くの映画好きが気になる作品となっており、続報に期待したい。

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