ホーム » 投稿 » 海外映画 » 劇場公開作品 » ジェームズ・ボンドは実は死んでいない…? ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドとの別れについて語る

ジェームズ・ボンドは実は死んでいない…? ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドとの別れについて語る

text by 編集部
getty images

『007』シリーズでジェームズ・ボンド役を演じ、人気を博したダニエル・クレイグ。アメリカのメディアに対し、6代目として15年間演じたジェームズ・ボンドとの別れについて語ったようだ。さらに劇中で描かれたジェームズ・ボンドの死についても言及したようなので、詳しい内容を現地メディアの記事を参考に解説していこう。

ジェームズ・ボンド役を降板も「後悔はない」

米varietyによると、ダニエル・クレイグは、ジェームズ・ボンド役を降板したことに関して、後悔はないと語っており、『007』シリーズのプロデューサーであるバーバラ・ブロッコリと共に、ボンドというキャラクターを映画内で殺すことについて話し合ったことが明らかになった。

英BBC Radio 4 のポッドキャスト『Best of Today』にて、司会者であるマーサ・カーニーに、「私はこの映画を作成している17年間、信じられないほど幸運だった」と語っており、カーニーがボンドは殺されたと言うと、クレイグは「彼は本当は、死んでいないんだ。いなくなったが、(『No Time to Die』の)最後の方にボンドは戻ってくると書いてあるから、いつかは戻ってくるに違いない」と語った。

カーニーからキャラクターの再設計について尋ねられたクレイグは、「不誠実に聞こえるかもしれないが、2006年頃、バーバラに“もし僕がこの映画を全部やって上手くいったら、最後にボンドを殺すことができるか”と聞いたんだ。そしたら彼女は“できるわよ”と言った。その後、ボンドが死ぬということが、どんな影響を及ぼすのか考えていたんだ。それで『007/カジノ・ロワイヤル』のことを思い出して、一度映画の内容をリセットするチャンスがあるのではないかと思ったんだ」と力説する。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のラストシーンで島ごと吹き飛ばされたように見えるボンドの死について、クレイグは英The Times にて「本当の悲劇とは、絶対的に選択の余地がない時に起こるものだ。僕たちは、ボンドの死を選択の余地のないものにする方法を見つけなければならなかった。ボンドは自分が今まで探していたものを遂に見つけたのだから。これまでで一番幸せな状態だった。地球上の誰もがそうであるように、彼はただ愛を探し求めていただけだった」と語っている。

ダニエル・クレイグは現在『ナイブズ・アウト』シリーズに取り掛かっており、その第2作目『ナイヴズ・アウト・グラス・オニオン』は12月23日からNetflixで独占配信される予定だ。

今後の『007』シリーズで、ボンドは復活を遂げるのか非常に気になる内容だ。そして新しいシリーズ『ナイブズ・アウト』でのダニエル・クレイグの活躍も見逃すことができない。

【関連記事】
・史上最低の続編映画は…? 映画ファンを激怒させた続編映画ワースト5選。観ていてタメ息が出る残念な作品をセレクト
・鬼畜すぎる…。実在する殺人事件をモデルにした日本映画5選。息をのむほどリアルな”悪”に不思議と目を奪われる作品をセレクト
・史上最悪のエンディング…。絶望的なラストシーンで有名な映画5選。世界的に評価の高い名品ばかりをラインナップ