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お金の知識が身につく! マネーゲーム映画(2)。難解な金融業界をポップでユーモラスに! 役者陣の熱演が光る快作

text by 編集部
主役のマイケルバーリを演じたクリスチャンベールGetty Images

お金は人の幸福度を左右する大切な要素である。お金がなければ食べ物を買うこともできないし、家に住むこともできない。つまるところ、お金は人の生活と切っても切り離せない。今回は映画を通して経済や金融について学べる映画を5本ピックアップ。緊張感みなぎるマネーゲームに手に汗握ること必至の名品ばかりを揃えた。今回は第2回。

『マネーショート 華麗なる大逆転』


出典:Amazon

監督:アダム・マッケイ
脚本:アダム・マッケイ、チャールズ・ランドルフ
出演:クリスチャン・ベール、スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット

【作品内容】

2005年、金融トレーダーのマイケルは、不動産抵当証券に信用の低いサブプライム・ローンが組み込まれていることに気づく。破綻も時間の問題だと見抜く彼だったが、好景気に沸くウォール街では全く相手にされなかった。そこで彼は、金融商品を元手にウォール街に挑戦するが、時を同じくして他の男たちも動きを見せており…。

原作世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たちの作者であるマイケルルイスGetty Images

【注目ポイント】

本作は、『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』を原作に、2008年に起きたリーマンショックを予測した男たちの姿を描いた実録ドラマ。ライアン・ゴズリングやブラッド・ピット、クリスチャン・ベール、スティーブ・カレルら、ハリウッドを代表する名優が顔をそろえ、ゴールデングローブ賞3部門ノミネートを果たすなど注目を集めた。

複雑で難解と思われがちな金融業界をドキュメンタリータッチで描いた本作。作中には経済用語も飛び交うが、コミカルな演出で極上のエンターテイメント映画に仕上げられており、特に、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』に出演したマーゴット・ロビーが突然用語解説を始めるシーンは思わず吹き出してしまう。数々のコメディ映画を手がけてきたアダム・マッケイの腕が光る、渾身の一作である。

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