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受賞を逃してブチギレも…。アカデミー賞史上最高の名勝負(3)。リベンジ失敗…露骨に不満を露わにしたのは?

text by 編集部

映画はショービジネスである以上、出演する俳優陣も、失望や落胆、歓喜などの感情を隠すことに長けているはずではあるが、時に本音が漏れることもある。今回は、彼らのアカデミー賞受賞の裏に見える、本音の部分を知るために、アカデミー賞史上に残る名勝負をピックアップし、雌雄が決した瞬間のリアクションにフォーカス。英Independentの記事を参考に紹介していく。今回は第3回。

●勝負に負けた『ロッキー』の妻の表情に注目

タリア・シャイアVSフェイ・ダナウェイ

左タリアシャイア1977年右フェイダナウェイ1977年Getty Images

【1977年第49回アカデミー賞/主演女優賞】
勝者:フェイ・ダナウェイ(『ネットワーク』)
敗者:タリア・シャイア(『ロッキー』)

第49回アカデミー賞では、テレビを風刺した映画『ネットワーク』に出演したフェイ・ダナウェイが、主演女優賞受賞を果たした。

ダナウェイに敗れたのは、ボクシング映画の不朽の名作『ロッキー』で、シルベスター・スタローン演じる主人公の妻・エイドリアンを演じたタリア・シャイア。他にも、映画『鏡の中の女』でノミネートされていたリブ・ウルマンは、プレゼンターからダナウェイの名が呼ばれると、なんだか少し不愉快そうな表情をしているのが伺える。

それもそのはず、実はシャイアは、この2年前に映画『ゴッドファーザーPART2』のコニー・コルレオーネ役で、助演女優賞にノミネートしたものの、惜しくも受賞を逃していたのだった。リベンジ失敗があまりにもショックだったのか、カメラで抜かれているにもかかわらず、悔しそうな表情を露骨に出して見せた。

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