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最高の野球漫画実写化は…? 名作野球コミック原作の映画(5)。まさに最高傑作! 驚異の85.5億円を稼いだのは?

text by 編集部
主演の佐藤隆太Getty Images

『巨人の星』、『MAJOR』、『ベー革』…。昭和、平成、令和と幾世代にも渡って描き継がれ、コミックファンの心を掴んでいる野球漫画の名作たち。今回は、そんな名作コミックの実写映画化作品を5本セレクト。原作の世界観を巧みに再現した佳作から、ツッコミどころ盛り沢山の迷作まで、玉石混淆のラインナップをご紹介する。

●大ヒットドラマが劇場版に。興行収入85.5億円を記録

『ROOKIES-卒業-』(2009)


出典:Amazon

監督:平川雄一朗
原作:森田まさのり
脚本:いずみ吉紘
出演者:佐藤隆太、市原隼人、小出恵介

【作品内容】

二子玉川学園野球部の顧問・川藤(佐藤隆太)は、生徒を殴り、辞職した過去をマスコミに暴かれ、ブルペンから退くことに。しばしの謹慎期間を経て、ニコガク野球部に戻ってきた川藤は、安仁屋(市原隼人)、御子柴(小出恵介)、新庄(城田優)といった「ニコガク野球部」の主力選手と再会。再び同じグラウンドに立てる喜びを噛みしめるのだった。新学期が始まると、メジャーリーガーを目指す赤星(山本裕典)、謎めいた青年・濱中(石田卓也)の入部をきっかけに波乱が生じることになるのだが…。

【注目ポイント】

乱闘騒ぎを起こして、出場停止になった野球部の部員たちに一人の教師が再び野球をさせようと奔走する熱血ドラマ。平均視聴率19.5パーセントを記録した、大ヒットドラマが劇場版でさらにスケールアップ。

主演はドラマ版と同じく佐藤隆太。生徒役にも市原隼人、小出恵介、城田優、中尾明慶らドラマ版のメンバーが名を連ねる。ドラマ版では登場しなかった赤星ら新メンバーとのエピソードや、一心不乱に甲子園を目指す“ニコガク野球部”の姿が真っすぐな演出で描かれる。

平成における野球に関する映画の最高傑作ではないだろうか。キャラクターの名前は阪神タイガースの選手が由来。その理由は原作者の森田まさのり氏が、大の阪神ファンだからだ。当時一世を風靡した人気キャストが集まり、ヤンキーがよくモテた時代の追い風も手伝い、興行収入は85.5億円を記録。2009年を代表する大ヒット映画となった。

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