春ドラマ、ダントツで演技の上手さが光った俳優・女優は?(4)芝居が良すぎた…大抜擢で結果を残した男は?

text by 編集部

2025年春ドラマを振り返るドラマ座談会を開催。今回は、3名のドラマライターが各自の推し俳優を5名ピックアップし、芝居の魅力を語りつくす。春季、もっとも胸を打つ芝居で輝いた役者とは? ドラマファン必見の座談会レポートをお届け。第4回。(文・編集部)

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“新たな表現の引き出し”を見せた

本田響矢『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)

本田響矢
本田響矢【『波うららかに、めおと日和』公式Instagram】

―――『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)は、主演の芳根京子さんも本田響矢さんもネットを賑わせていました。

苫「『めおと日和』は、主演の芳根京子さんがあそこまでうぶな役を嫌味なく演じていたのも凄いんですが、相手役の本田響矢さんの力も大きかったと思います」

あまの「本田さんてこれまでのキャリアを考えると大抜擢だったんではないかと思うのですが、大成功でしたよね。あの意志の強そうなお顔がすごく映えていたと思います」

苫「本田さんはコミカルな演技も見事にこなしていて、特に表情の作り方がすごくお上手ですよね。だからこそ瀧昌があれだけ視聴者から愛されたんだと思います。原作では二人とももう少し硬派な描かれ方をしているのに対して、ドラマは芳根さんと本田さんのキャラクターを活かしてかコミカルに振り切っていて、それも良かったんじゃないかと」

まっつ「最近だと、例えば志尊淳さんとか道枝駿佑さんのような、いわゆる可愛い系の男の子が結構多いと思うんですけど、本田さんの場合は、軍服も似合うし、眉毛も太くてキリっとした顔立ちと、それでいてちょこちょこ動いたりする愛嬌もあって、格好良さと可愛さを両取りした良さが瀧昌にはありました。原作の漫画と比べてみて、そっくりかと言われると微妙なところですけど、それでも二人ともベストキャストでしたよね。ここまでヒットを呼んだのは、芳根さんに加えて本田さんが引き上げたところが大きいのではないかと思います」

【出席者プロフィール:苫とり子】

1995年、岡山県生まれ。東京在住。演劇経験を活かし、エンタメライターとしてReal Sound、WEBザテレビジョン、シネマズプラス等にコラムやインタビュー記事を寄稿している。

【出席者プロフィール:あまのさき】

アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。

【出席者プロフィール:まっつ】

1993年、東京生まれ東京育ち。本職はスポーツウェブメディアの編集者だが、エンタメ・お笑いライターとして修行中。1週間に20本以上のラジオを聴く、生粋の深夜ラジオ好き。今一番聴くべきラジオは『霜降り明星のオールナイトニッポン』。好きなドラマは『アンナチュラル』、『いちばんすきな花』、『アンメット』。

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