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「ドMに目覚めたんです」真空ジェシカ・ガクが偏愛する映画(2)「友人は減っていきましたが…(笑)」

text by ZAKKY

各界で活躍する著名人に「人生に影響を与えた映画」をセレクトしてもらい、その魅力を語っていただくインタビュー企画。今回登場するのは、お笑いコンビ・真空ジェシカのガクさん。純粋に好きな映画を選んでいただき、その想いと熱は間違いないのだが、話の行方は、思わぬ方向に…!? (取材・文:ZAKKY)

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「自分が生み出す笑いのベースになっている」
ドM癖に目覚めるきっかけに

『アダムス・ファミリー』(1991)

撮影:宮城夏子
撮影宮城夏子

―――続いては、お化け一家が繰り広げるホラーコメディーですね。

「小学生のころは、アニメで『ゲゲゲの鬼太郎』を観ていて、妖怪とかモンスターとかそっち方面に興味が沸いていたんですね。で、たまたまテレビでやっていたこの映画を観て、めっちゃグロいなと。簡単に人の首を刎ねたりとか、ショッキングなシーン連発で。

でも、キャラクターたちがとてもあっけらかんとしていて、ビジュアル的にもすごくポップ。見ちゃいけないものを見てしまったと、小学生の心をくすぐったのと、『ああ、これを楽しんでいいんだ~』という、自分の感覚は間違っていなかったという快感が芽生えてきまして。ビデオテープが擦り切れるくらい何度も見返しましたね。友人は減っていきましたが(笑)」

―――特に印象的なシーンはありますか?

「ファミリーの長女であるウェンズデー、弟のパグズリーたちが、ギロチンに頭を入れて、キャッキャと遊んでいるシーンですかね。それこそ、グロいのに笑えるという。この映画の“キモ面白さ”は、自分が生み出す笑いのベースになっていると思います。

僕、たまにピンネタのライブをやるのですが、『人にょう』というネタで、「人ならざる人」を演じておりまして。そこにもこの作品の影響は確実に出ていますね」

―――趣味趣向と言えば、以前『映画チャンネル』でもインタビューさせていただいた、ギャルタレント・みりちゃむさんとYouTube番組『佐久間宣行のNOBROCK TV』で共演されていましたね。ドSであるみりちゃむさんに対し、ドMぶりをいかんなく発揮していました(笑)。

「アハハ! ええ。それこそ、先ほど挙げたこの映画における姉弟同士の遊びを見て、最初は、自分はドSだと思っていたのですが、極端な痛めつけのシーンを見ているうちに、ドM心にも目覚めたんです。その癖が功を奏し、あの番組では、みりちゃむさんにハマりましたね。彼女には、もっと罵倒されたいです(笑)」

―――なるほど。ドM癖のきっかけは、『アダムス・ファミリー』であったとは、興味深いです(笑)。

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