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ドラマ史上最高のバディは…? 視聴者の心鷲づかみ最強タッグ(5)これが最高…! アンチを跳ね除けた相棒は?

男同士の熱い友情に心を奪われるバディものドラマ。時にぶつかり合い、時に助け合う姿は、心にグッとくるものがある。異なる2人がかけ合わさることによって起こる化学反応は、計り知れないパワーを生み出す。そこで今回は、ドラマ史上最高のバディを5組セレクトしてご紹介する。(文・野原まりこ)

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8年続いた初代から引き継ぎ歴代トップの視聴率を記録

『相棒』season8〜season10 水谷豊&及川光博

水谷豊&及川光博
Getty Images

放送期間:2009年10月14日〜2012年3月21日
放送時間:水曜 21:00〜21:54
放送局:テレビ朝日系
脚本:輿水泰弘、櫻井武晴
最高視聴率:23.7%
キャスト:水谷豊、及川光博 他

【作品内容】

優れた推理力を持つが、変わり者の刑事・杉下右京(水谷豊)と、エリートではあるがキザな性格の刑事・神戸尊(及川光博)が、ぶつかり合いながらも、数々の犯罪事件を解決していく。

右京が無茶な捜査をする間、神戸が関係者の女性を甘い言葉で引き留めたり、右京は神戸のために裏で手回したりと、最初はいがみ合っていた2人が捜査を進めていくにあたり、徐々に真の相棒になっていく。

【注目ポイント】

主人公の刑事・杉下右京(水谷豊)が、相棒と共に難事件を解決していく様を描くドラマ『相棒』は、現在まで続く日本を代表する刑事ドラマだ。

右京が紅茶のポットを高々とあげ、カップに注ぐ描写は『相棒』の名物シーンである。

これまでそんな変わり者として描かれる右京の相棒を務めたのは、初代相棒・亀山薫(寺脇康文)、2代目相棒・神戸尊(及川光博)、3代目相棒・甲斐享(成宮寛貴)、4代目相棒・冠城亘(反町隆史)と、見た目も性格も異なる俳優たちだ。

人によってお気に入りの“相棒”は異なるだろうが、今回は2代目相棒・神戸尊を演じた及川光博をピックアップしたい。

熱い性格の初代相棒とは対照に、左遷という名目で右京をスパイするという裏任務のために相棒になった神戸尊は「お言葉ですが」というキャッチフレーズで、右京に食ってかかるエリートキャラ。

これには右京も前任の亀山と比べて、馬が合わない様子を見せていた。しかし、捜査を通して徐々に心を通わせていく。

クールでキザな神戸尊が、右京の自由さに振り回されながらも、及川光博の王子様特性を活かした方法で右京をサポートする様子はコミカルで嫌いになれない。

これまで『相棒』を0から創り上げ、愛されてきた初代相棒から、超重要ポジションを引き継いだ及川光博。プレッシャーや視聴者の期待も大きくのしかかっていただろう。

こういったポジションは誰がやっても「前の方が良かった」というアンチの声が上がってくるのは絶対だ。石を投げられる前提で2代目相棒に就任する勇気ははかりしれない。

しかし初代とはまた違った“相棒”のカタチを築き上げた功績は大きい。

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