もし『呪術廻戦』が実写化されたら? 妄想キャスト予想(1)ファンは歓喜…原作を超える主人公になれるのは?
人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊に対し、呪術を使って祓う呪術師の闘いを描いた、ダークファンタジー・バトル漫画『呪術廻戦』。人気キャラクターも多い本作がもし実写化されたら、どの俳優が適任かつ現実味があるか? 今回は、そんな妄想を綴ってみたい。(文・ZAKKY)
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これぞ愛すべき主人公
虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)
演じるなら、この人!
~赤楚衛二~
常人離れした身体能力の持ち主ではあるが、平凡な高校生であった本編の主人公。「呪いの王・宿儺」の指を口にしたことで呪力を身に着け、五条悟の計らいによって都立呪術高専へ入学することになる。
彼の行動の指針となるのは、なき祖父から受け継いだ「死にざまを選べ」というものであり、人を救うために時に無茶な行動をするのが魅力。
また、虎杖悠仁は物語の途中で「死にざまを選ぶ」という生き方自体がエゴなのではないかと葛藤し、それでも生きて己のなすことを遂行する道を選ぶ。
…と、原作においては、この一連の流れが読者の感情移入を生む暇もなくあっという間にストーリーが進み、脇を固める魅力的なキャラが次々と登場するため、何とも立ち位置が微妙な主人公とも言える。
そう、おそらく破天荒キャラを描きたかったのだろうが、いまいちその破天荒さが伝わってこないのだ。
そんな彼を赤楚衛二の存在感と演技力により、何とか新たな虎杖悠仁像を構築してほしいという希望を込めて、選出した。
映画『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』(Netflix)でも、主人公・天童輝役を演じ、そのハチャメチャぶりを原作以上にやりきった赤楚衛二であれば、きっと破天荒要素もプラスして、演じられるはずだ。
例えば、学校でのファーストバトルシーンで外から窓を蹴破り、飛び込んでくる様などは、赤楚がこなせば非常に絵になることが想像できる。また、そういった場面そのものが、実写の方が迫力があるのではないだろうかともイメージできる。
そして、「宿儺」が発動した際のキャラ表現やセリフも、声色を変えて頑張って演じてほしい。主人公にして1人2役をこなせば、今後の俳優人生のターニングポイントともなるのでは?と、勝手に妄想する次第である。
また、アニメ版のエンディングパートにて、虎杖悠仁はヒップホップダンスを踊っている。その辺もカバーしてもらえれば、アニメファンも思わずニヤリとし、赤楚衛二ファンも彼の貴重なダンスシーンに歓喜するのではないだろうか。
何はともあれ、赤楚であれば、虎杖悠仁の謎めいたバックボーンを踏まえた、魅力的な演技を披露してくれるに違いない。
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