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卓抜した演技力が光る…ドラマ『マイダイアリー』で優しさを波及させる女優とは? 第7話考察&解説レビュー

text by 西田梨紗

毎週日曜夜10時より放送中のドラマ『マイダイアリー』。本作は、清原果耶が演じる、社会人になった主人公・恩村優希が、大学時代を振り返り、何気ない日常や仲間との繋がりをノスタルジックに紡いでいくヒューマンドラマ。さっそく、第7話のレビューをお届けする。(文・西田梨紗)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:西田梨紗】

アメリカ文学を研究。文学研究をきっかけに、連ドラや大河ドラマの考察記事を執筆している。社会派ドラマの考察が得意。物心ついた頃から天海祐希さんと黒木瞳さんのファン。

緑(中村ゆり)の人生が明らかに

『マイダイアリー』第7話 ©ABCテレビ
『マイダイアリー』第7話 ©ABCテレビ

『マイダイアリー』(ABCテレビ・テレビ朝日系列)7話では他者と関係をもつのは怖いけど、人とかかわることで生まれる優しさは連鎖することを教えられた気がする。優希(清原果耶)の隣に住む緑(中村ゆり)の正体や彼女の人生が少し明らかになった。

 本放送では、優希の隣人である“トムさん”こと、緑の正体が明らかになった。緑についてはこれまでベールで包まれており、謎多き人物であった。彼女については、ひとりで暮らす優希を絶妙な距離で見守り、困っているときは優しく手を差し伸べる姉御肌の女性ということくらいしか分からなかった。

 実は、緑は優希の母であるまいこと入院中に親しくしており、まいこから(優希が)もう大丈夫ってなるまで見守っていてほしいと頼まれていたのだ。

 また今回、緑のこれまでの人生も少し明かされた。緑は腕に入れた虎のタトゥーのように威嚇して生きてきたようだ。

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