2024年も数々の名作が生まれた。中でも、ここ数年の民放ドラマの勢いは凄い。各局がこぞってヒット作を生み出そうとしている熱意が画面越しに伝わり、それに伴い役者陣のパフォーマンスもより充実しているように思える。そこで今回は、2024年のドラマで印象を残した“助演女優”を5人セレクトして紹介する。第4回。（文・明日菜子）

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今後ますます目が離せない役者の一人

池田エライザ『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)

　同じ作品から二人挙げるのは禁じ手かもしれないが…。どうしても『海に眠るダイヤモンド』の池田エライザは外せない！

　朝子と百合子がキラキラとした太陽系ヒロインならば、池田演じるリナは、ひっそりと輝く月のような美しさを持つ。「好きになった人が死ぬ」不幸な運命を背負い、男たちを翻弄するファム・ファタールっぷりにも説得力がある。

　今年は、配信ドラマ『地面師たち』(Netflix)と主演ドラマ『舟を編む』(NHKBS)でも好演が光り、三作品とも全く異なる役柄で、池田エライザの芝居を味わい尽くした一年だった。良作を惹きつける運の強さも感じ、今後ますます目が離せない役者の一人だ。

（文・明日菜子）

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