民放ドラマ史上最も泣ける作品は? 心震える感動作ベスト(2)けなげな夫に滂沱の涙…大反響のリアルな演技は?
ドラマを観る理由は人それぞれだろう。単なる暇つぶしの人もいれば、トキメキを感じたい人、または何もかも忘れて笑いたい人。そして中には、涙を流してスッキリしたい人など。今回は、絶対に泣けるドラマを5本セレクト。作品の魅力も合わせてご紹介する。第2回。(文・菜本かな)
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記憶障害の妻を支える“いい夫”に涙
『大恋愛〜僕を忘れる君と』(2018)
脚本:大石静、泉澤陽子
出演:戸田恵梨香、ムロツヨシ、富澤たけし、杉野遥亮、木南晴夏、小池徹平、黒川智花、夏樹陽子、草刈民代、松岡昌宏
【作品内容】
レディースクリニックの医師として働く北澤尚(戸田恵梨香)は、お見合いで出会った年上の医師・井原侑市(松岡昌宏)との結婚式を1か月後に控えたころ、元小説家で引越しのアルバイトをする無愛想な男・間宮真司(ムロツヨシ)と運命的な出会いをする。
尚と真司が本気の恋へと突き進もうとしていた時、尚が若年性アルツハイマー病の前段階である、軽度認知障害(MCI)に侵されていることが判明する…。
【注目ポイント】
若年性アルツハイマーにおかされた女医・尚と、彼女を明るく健気に支え続ける元小説家の真司(ムロツヨシ)の10年にわたる愛の奇跡を描いた純愛ラブストーリー。
本作の公式ホームページには、「自分を忘れていく恋人を愛し続けることはできますか?」という問いかけが記されているのだが、即答で「Yes」と答えられる人はどれくらいいるのだろうか。
しかし、ムロツヨシが演じる真司は、尚がどんな姿になったとしても、変わらずに彼女を愛し続けていた。いや、むしろどんどん愛が増していっていたようにも見える。とにかく、真司はいい男であり、いい夫すぎるのだ。
そのため、本作が放送されているとき、筆者のまわりでは“ムロツヨシリアコ勢”が大量発生していた。back numberが歌う主題歌「オールドファッション」を聴きながら、真司に想いを馳せていたのが懐かしい…。
(文・菜本かな)
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【了】