ツッコミながら愛らしくなってくる…嶋﨑斗亜の”ワンコ系男子”としての魅力とは? ドラマ『恋愛革命』第1話考察レビュー
text by 柚月裕実
嶋﨑斗亜(Lil かんさい)が主演を務めるドラマ『恋愛革命』(ABCテレビ※関西ローカル)が、1月11日25時よりスタートした。本作は、国内累計閲覧数4500万回 超えの人気webtoonを日本初ドラマ化作品だ。今回は、第1話のレビューをお届けする。(文・柚月裕実)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:柚月裕実】
エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。
プリンスとプリンセスが逆転!?
家庭の事情により、高校入学と同時に一人暮らしをすることになった主人公の姫ノ宮レイ(嶋﨑)。引っ越し早々トラックから転げ落ちて段ボール箱に入った荷物をぶちまけてしまう。呆れるのは伊藤悟(山中一輝/AmBitious)。レイの幼稚園からの幼なじみだ。
そこへ通りかかったのが王子凛(吉田美月喜)。レイが子どもの頃に描いた絵を拾って手渡す。偶然はこれにとどまらず、バス代を貸してくれたり、同じ高校のクラスメイトだったり、極めつけは互いの苗字が“姫”と“王”がつくことからレイは「これってまさに運命!」とすっかり恋に落ちてしまう。
と、ここまでは恋愛ストーリーでは珍しくない展開だが、レイのすごさはここから始まる怒涛の猛アタック。悟に相談するも「チャンスなんて自分で作るもんだろ!」のひと言で火がついたレイ。おまけに凜にはこれまで彼氏がいたことがないという情報も後押しして、不器用ながらも直球ストレートをこれでもかと投げ込む。