映画『ブルータリスト』全3章、長尺の215分、休憩必須の上映形式について監督からメッセージ&本編映像公開

text by 編集部

第82回ゴールデングローブ賞・監督賞、主演男優賞ほか、数々の賞を受賞し、一躍アカデミー賞前線に躍り出た映画『ブルータリスト』が2月21日(金)より公開される。215 分という長尺の上映時間、休憩必須という上映形式についてブラディ・コーベット監督がコメント、さらに本編映像が公開された。(文・編集部)

エイドリアン・ブロディとガイ・ピアース
新しい旅路の本編シーン公開

© DOYLESTOWN DESIGNS LIMITED 2024. ALL RIGHTS RESERVED. © Universal Pictur
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 本作は、映画の構成を全3章とし、第1章100分・第2章100分に分ける2部上映、しかも第1章と第2章の合間にインターミッション15分(=休憩時間)をもうけるという異例の上映形式が話題となっている。

 ブラディ・コーベット監督は、本作の上映形式にこだわった理由について、「『ブルータリスト』は小説のような内容で、観客が時の流れを感じるという事が重要だと思いました。編集しているとき、皆がそれを強く意識していました」と語った。

 さらに、ある出来事をきっかけに出会った、建築家ラースローと実業家ハリソンの新しい運命への旅路のスタート地点を捉えた本編シーンが公開された。

【あらすじ】

 第二次世界大戦後、無残にもすべてを奪われた建築家が希望を抱いたアメリカンドリーム。見知らぬ土地と異なる文化、その光と影に苛まれながら、家族への愛と建築への情熱をたぎらせ続けた30年―。

 それは決して平坦な道ではなく、美談にまみれた軌跡でもない。移⺠として苦境にさらされ、欲望に弱く、孤独にひしがれた1人の男の圧倒的なヒューマニティを肌で感じる215分。

 その切り拓かれていく半生と共に旅しながら、極上の没入体験を我々にもたらす唯一無二の人間ドラマである。

【本編映像】

【作品概要】

監督・共同脚本・製作:ブラディ・コーベット/共同脚本:モナ・ファストヴォールド
出演:エイドリアン・ブロディ、フェリシティ・ジョーンズ、ガイ・ピアース、ジョー・アルウィン、ラフィー・キャシディ
2024 年/アメリカ、イギリス、ハンガリー/ビスタサイズ/215 分/カラー/英語、ハンガリー語、イタリア語、ヘブライ語、イディッシュ語/5.1ch/日本語字幕翻訳:松浦美奈/原題『THE BRUTALIST』/配給:パルコ ユニバーサル映画/映倫区分:R-15+ 
© DOYLESTOWN DESIGNS LIMITED 2024. ALL RIGHTS RESERVED. © Universal Pictures
公式サイト

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