ギャルが直面する現実が辛すぎる…。NHK朝ドラ『おむすび』仲里依紗“歩”が渡辺直美“アキピー”に言えない一言とは?

橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第77話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

東北のアキピーへ思いを馳せる歩

連続テレビ小説『おむすび』第16週 第77話 ©NHK
連続テレビ小説『おむすび』第16週 第77話 ©NHK

 歩(仲里依紗)、チャンミカ(松井玲奈)、ルーリー(みりちゃむ)がガーリーズで働いているところへ、元天神乙女会の明日香(寺本莉緒)が訪ねてくる。90年代の思い出話に花を咲かせる4人だったが、歩は突然、思い詰めたように黙り込む…。

 歩は、岩手に住むギャル仲間のアキピー(渡辺直美)に思いを馳せており、震災から1年が経った今でも仮設住宅暮らしで不便な思いをしていて“今を楽しむ”ことができないアキピーに「“ギャルだから前をむけ”とは言えない…。」と本音を漏らす。

 一方、聖人(北村有起哉)をはじめとした商店街の面々は、大手ショッピングセンターの参入に怯んでいた。

 歩の複雑な心情を描いた『おむすび』第77話。歩が阪神・淡路大震災で傷を負ったのと同じように、東北でも苦しい思いをしている人がいることに心を痛める様子が映し出された。ここでXに寄せられた視聴者の反応を見ていこう。

「ギャルの前向きさを伝えつつ、前を向けないこともあると。」「歩ちゃんの思いらしくないようで、めちゃくちゃ説得力がある」「10代半ばで被災して親友との死別という大きな傷を負った歩が何を考えて生きてるのか気になってたから、(撮影の都合もあるとはいえ)ここでガッツリスポットが当たるのはありがたい。」「なかなか出てこないけど何だかんだでアキピーは大変なりに逞しく生きてる気がする」

 震災に対する思いが人一倍強いであろう歩の気持ちに共感したコメントが多く見られると同時に、アキピーへの注目度も高まっていた。今後はギャルたちが目の前の現実へどう向き合っていくのか、見守っていきたい。

(文・野原まりこ)

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【了】

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