ヴィム・ヴェンダース絶賛! フランスの巨匠ロベール・ブレッソン幻の傑作『白夜』4Kレストア版より予告編&場面写真公開

text by 編集部

世界の映画作家たちに絶大なる影響を与え続けているフランスの巨匠ロベール・ブレッソンの幻の傑作『白夜』4Kレストア版が、3月7日(金)より全国公開される。本作は、ポンヌフの橋で出会った若き男女が恋と愛にうつろうラブストーリーだ。予告編と新場面写真が公開された。(文・編集部)

幻の傑作が蘇る

白夜
© 1971 Robert Bresson

 本作は、フランスの巨匠ロベール・ブレッソンの幻の傑作『白夜』が、没後25年となるこの機に、4Kレストアで美しくよみがえった作品だ。

 今回公開された予告編は、ポンヌフの宵闇で宝石のような光の粒が儚くきらめき、ジャックとマルトの恋と愛にうつろう四夜を予感させる夜のカットから始まり、「こんな映画はない。永遠に新しい」と、ヴィム・ヴェンダースの賛辞で締められている。

 併せて公開された場面カットは物憂げな表情でバスに揺られるジャックの姿や、涙で頬を濡らし悲しみをたたえた眼差しを送るマルトのカット、ジャックがテープレコーダーに思いを吹き込む場面、パリの街の光がきらきらと輝きを落とすセーヌ川のほとりで肩を寄せ合うジャックとマルトの印象的なシーンなど、印象的なシーンが切り取られている。

【写真】若き男女が恋と愛にうつろう姿が美しい…貴重な未公開カットはこちら。映画『白夜』劇中カット一覧

【予告編】

【ストーリー】

画家のジャックは、ある夜、ポンヌフで思い詰めた表情をしている美しい女性マルトに出会う。翌晩、お互いの素性を語り合うジャックとマルト。ジャックは孤独な青年で、理想の女性との出会いを妄想してはそれをテープレコーダーに吹き込んでいた。一方のマルトは恋した相手に「結婚できる身分になったら1年後に会おう」と去られていた。そして今日がちょうどその1年後。マルトに熱い気持ちを抱きながらも、彼と出会えるよう献身するジャック。だが3夜目になっても男は現れず、マルトの心もジャックに惹かれ始めていた。そして運命の第4夜…。

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【了】

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