仲里依紗“歩”が渡したカセットテープには何が? NHK朝ドラ『おむすび』娘を忘れていく緒形直人“孝雄”が辛すぎる…

橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第82話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

真紀を忘れていく孝雄

連続テレビ小説『おむすび』第17週 第82話 ©NHK
連続テレビ小説『おむすび』第17週 第82話 ©NHK

 歩(仲里依紗)は頭を打って入院している孝雄(緒形直人)のお見舞いに来ていたが、取引先のガーリーズが閉店したことで逆に心配される。歩は、孝雄が真紀の存在を忘れていっているという話を思い出して、自分の中からも真紀の存在感が薄くなっていっていることに気づく。そこで歩は、真紀の声を録音したテープを持ってくる。

 一方、商店街の面々は大手ショッピングセンターに対抗するべく、商店街の名物メニューを考えることに。中華料理屋・太極軒では、結(橋本環奈)考案の「オーロラ餃子」や、美佐江(キムラ緑子)のパン屋からは「ほぼメロンなパン」など、斬新な新商品が生まれた。

 大切な人のことを忘れていく自分に失望する歩と孝雄、そして商店街の人々の奮闘を描いた第82話。両者とも違った意味で前に進んでいく様子に胸を打たれた。ここでXに寄せられた反応を見ていこう。

「色々と思い悩むことが多い歩。人にも自分にも敏感で聡くて優しい。」「ナベさん、仕事に熱中したり真紀ちゃんと同じ位のギャルと交流して明るくなって、それは良い事だし嬉しいけど、『忘れていく』事とセットでもあり。ナベさんはそれに傷ついてるのが辛い」「ナベさんだけじゃなく歩も真紀ちゃんを忘れ始めてる、でもそれは悪いことじゃない、前を向けてる証拠だよね」

「ほぼメロンパン美味しそうやった〜ホントに美味しかったみたいで。売っているのかな?」「メロンパンとオーロラ餃子はコストかかりそうだな…とちょっと心配になった」

 放送は、真紀の声を録音したテープが再生される直前で終了した。このテープがきっかけとなって物語が進展していくことを予感させた。

(文・野原まりこ)

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【了】

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