坂口健太郎「撮影をするよりも緊張しています」映画『盤上の向日葵』天才棋士役を演じた坂口が藤井聡太竜王の就位式に登壇
坂口健太郎と渡辺謙が魂の演技バトルで魅せるヒューマンミステリー映画『盤上の向日葵』が、2025年10月31日(金)より公開される。本作の主人公で天才棋士・上条桂介役を演じる坂口健太郎が、竜王位4連覇を果たした藤井聡太竜王の戴冠を祝う〈第37期竜王就位式〉に登壇。藤井聡太竜王に祝辞を述べた。(文・編集部)
坂口「いろいろ勉強させていただきました」
本作は、「孤狼の血」の柚月裕子による同名小説「盤上の向日葵」を原作に、坂口健太郎と渡辺謙が共演する作品だ。
本作の公開に先駆け、主人公の坂口健太郎は、竜王位4連覇を果たした藤井聡太竜王の戴冠を祝う〈第37期竜王就位式〉に登壇した。本作では、突如将棋界に現れた異色の天才棋士・上条桂介を演じていることから、“将棋”という繋がりで藤井聡太竜王との“夢のステージ”が実現した。
会場のスクリーンに本作の超特報映像が流れ、真剣な表情で映像を見守る空気が漂うなか、拍手と共に坂口健太郎がステージに登場した。本作にちなみ、この季節では珍しい向日葵の花束が藤井聡太竜王に手渡しされ、2人は笑顔を交わした。
続いて、坂口はマイクの前に立ち「おごそかな会だと思っていたんですが、裏にいたらみなさんの笑い声が聞こえて、ほっと胸を撫で下ろしました(笑)。普段、撮影をするよりも緊張しています」と明かし、本作で演じている“天才棋士”役について紹介した。
坂口は「監督がたくさんの棋士の方の映像を参考に送ってくださって、毎回その映像を見ながら役作りといいますか、手を指す仕草など、いろいろ勉強させていただきました」と、役作りの秘話を披露し、「棋士の役を演じた今だからこそ、盤上のうえに充満するような、目にはみえない色のついた煙のようなものを日々感じて、撮影に挑んでいました」と、撮影現場を振り返った。
そして、「ぜひ、今回の映画を藤井竜王にも見ていただいて…」とコメントするも慌てて「宣伝ではないです!」と語り、会場にはまたも和やかなムードに。最後は「将棋界がますます発展していくのを祈っております。今日はおめでとうございます!」と締めくくった。
坂口からのコメントを受け、藤井竜王は「坂口さまにはご祝辞いただきまして、本当にありがとうございます。この映画が今年の秋に公開されるとのことで、この映画を通して将棋がもつ様々な魅力が多くの方に伝わることを期待しております」と、本作へエールを送った。
【作品情報】
監督・脚本:熊澤尚人
原作:柚月裕子「盤上の向日葵」(中央公論新社)
出演:坂口健太郎 渡辺謙
音楽:富貴晴美
製作:「盤上の向日葵」製作委員会
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹
©2025映画「盤上の向日葵」製作委員会
#映画盤上の向日葵
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