『問題物件』第4話考察&感想レビュー。上川隆也”犬頭”にグッときた…”動物を飼う人”にこそ共感を呼んだシーンとは?【ネタバレ】
text by ふくだりょうこ
上川隆也が主演を務めるドラマ『問題物件』(フジテレビ系)が現在放送中。本作は、不動産物件で起こる奇々怪々な事件の謎を、人並み外れた記憶力と天才的な推理力を持つ謎の男が、鮮やかに解決する。今回は、第4話のレビューをお届け。(文・ふくだりょうこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:ふくだりょうこ】
大阪生まれ関東育ちのライター。
大学卒業後からライターとして活動、シナリオ制作やエンタメジャンルの記事を中心に執筆。
ドラマと邦画、ハイボールと小説が好き。
頻発する水にまつわる事件は「呪い」のせい?
今回の問題物件は、「水の呪い」の部屋。
無人の部屋から水が漏れ、下の部屋が水浸しに。その無人の部屋の住人は、2年前に湖で自殺しているのだが、その死因は溺死。そして、溺死した当日にも部屋で水漏れがあったのだとか…。これは幽霊の仕業では!?
大島不動産販売・販売特別室室長・大島雅弘(宮世琉弥)は呪いや幽霊と言ったものが大好きなので興味津々の様子だが、恵美子(内田理央)はテンション低め。ここまで、実際に幽霊が出るような物件と出会っていないが、もしかしたら…という可能性は捨てきれない。今回も重い足取りで現場へと向かう。
現場となるのはマンション「サンドリアス」の404号室。管理人の日向(森永悠希)から事情を聞くに、水浸しになったのは404号室の下の階・303号室。
説明をする日向だが、妙に怯えた様子を見せていた。サンドリアスでは、水にまつわる事件が頻発していたのだ。日向は、これは水の呪いだと怯え…。
心霊現象かもしれない、と怯えつつも、最近は推理にやる気を見せている恵美子。さらに今回は殺人事件も起こっていると聞いて、やる気が増しているように見えなくもない。いい線をかすりつつ、推理がビシッと決まらないのが恵美子らしい。
もちろん、犬頭(上川隆也)も登場。絶好調な様子を見せた。恵美子の推理はちっとも決まらないが、犬頭は相変わらず華麗に事件を解決。水の呪いも原因を突き止め、殺人事件の犯人もビシリと当てて見せた。