映画『エミリア・ペレス』の物議を醸す発言にセレーナ・ゴメスがコメント「自分がやったことに誇りを持ち続けたい」
text by 編集部
映画『エミリア・ペレス』は第97回アカデミー賞に最多ノミネートされ、注目を集めている。しかし、出演者のカルラ・ソフィア・ガスコンの発言が物議を醸し、違った意味でも話題となっている。先日行われたサンタバーバラ国際映画祭でのセレーナ・ゴメスのスピーチを米メディアVarietyの記事をもとに紹介する。(文・編集部)セレーナ「チャンスがあるなら、この映画を何度でもやりたい」
セレーナ「チャンスがあるなら、この映画を何度でもやりたい」
話題の発端は、主演のカルラ・ソフィア・ガスコンが過去にした、SNSの投稿内容が1月下旬に再浮上したことだ。
その内容とは、イスラム教徒やジョージ・フロイド事件、アカデミー賞の多様性に対する物議を醸す発言が含まれていたとされるものだ。これを受け、Netflixはガスコンと距離を取り、彼女の賞レース活動に対する資金提供を停止した。
その騒動について、本作でメインキャストを務めたセレーナ・ゴメスは、「魔法の一部は消えたわ。でも、私は自分がやったことに誇りを持ち続けたいし、ただ感謝しているの。後悔はしていないし、もしチャンスがあれば、この映画を何度でもやりたいと思う」と発言。騒動の渦中にあっても、ゴメスは『エミリア・ペレス』での経験を大切に思っていると強調した。
どんなに大きな騒動があろうと、作品自体に罪はない。ゴメスにとっては、今後のキャリアにつながる大きな経験だったのだろう。彼女が、新たな才能を開花させる姿を見れるのが楽しみだ。
(文・編集部)
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