「演じながら模索しました」ドラマ『アポロの歌』髙石あかりが語る”愛の本質”とは? 心を動かした役への思い。インタビュー

text by ZAKKY

TBS系「ドラマイムズ」枠で放送がスタートしたドラマ『アポロの歌』。手塚治虫の名作漫画を原作に、佐藤勝利(timelesz)と髙石あかりがW主演を務める話題作だ。今回は、髙石あかりにインタビューを敢行。撮影の舞台裏や、繊細かつ複雑なキャラクターの役作りについて、作品の魅力とともに語ってもらった。(取材・文:ZAKKY)

「他人に対する愛は何か?」
脚本を読んで感じたテーマ

髙石あかり
髙石あかり 写真:武馬怜子

ーーー脚本を最初に読んだ時の感想を、まずお聞きしたいです。

「『他人に対する愛は何か?』というところに尽きるかなと」

ーーーどのような感情で演じていましたか?

「本当は、『近石昭吾(佐藤勝利)のことが好きーー』その感情が伝わるよう、表情に意識を込めて演じました」

ーーーひろみとご自身が共通する部分はありますか?

「性格って、一言では言い表せないものだと思いますが、ひろみの明るい部分でしょうか。あと、ひろみが持つエネルギッシュな感じが、どこか懐かしいなと思う部分はあります。私も昔はもっとエネルギッシュだったなと(笑)」

ーーーいやいや、まだまだ、お若いですって!

「ひろみと昭吾は、どちらも無償の愛を持っている人格だと思うんです。その関係性が、すごく素敵だと感じました。自分と比較するのはおこがましいですが、私は友人に何かしてあげたいと思う時に、そういう感情でいるつもりなので、少しは似ているのかなと思いますし、そうありたいと思います」

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