ドラマ『秘密』第4話考察&感想レビュー。中島裕翔&板垣李光人&門脇麦の三角関係が見逃せない…”青木”がもたらした変化とは?【ネタバレ】

text by ばやし

板垣李光人&中島裕翔がW主演のドラマ『秘密~THE TOP SECRET~』(カンテレ・フジテレビ系)が放送開始中。科学警察研究所の法医第九研究室、通称“第九”が、死者の生前の記憶を映像化する特殊技術で難事件に挑む。今回は、第4話のレビューをお届け。(文・ばやし)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:ばやし】

ライター。1996年大阪府生まれ。関西学院大学社会学部を卒業後、食品メーカーに就職したことをきっかけに東京に上京。現在はライターとして、インタビュー記事やイベントレポートを執筆するなか、小説や音楽、映画などのエンタメコンテンツについて、主にカルチャーメディアを中心にコラム記事を寄稿。また、自身のnoteでは、好きなエンタメの感想やセルフライブレポートを公開している。

同じ私鉄を利用する人間が次々と殺される…。

『秘密~THE TOP SECRET~』第4話©カンテレ
『秘密~THE TOP SECRET~』第4話©カンテレ

 新たに捜査員として青木(中島裕翔)を加えて、室長である薪(板垣李光人)を中心に動き出した法医第九研究室(通称・第九)。今回、彼らが扱うことになったのは、居住していた私鉄沿線沿いで立て続けに殺された、年齢も性別もバラバラな3人の遺体だった。

 連続殺人の様相を呈してきたこともあり、第九でMRI捜査を行うことになった本事件。調査の末に判明した被害者の共通点は、全員が同じ私鉄を通勤通学に利用していたことだった。

 さらに時を遡ると、彼らが殺される一週間前に、満員電車の車内で薬剤師の里中恭子(中村ゆりか)が何者かによって刺殺される事件が起きていた。そして、その後のMRI捜査によって、未だに目撃者が現れない奇妙な事件が起きた電車内に、被害者たちが乗り合わせていたことが判明する。

 全容の解明に近づくかと思われたが、MRI映像に映し出されていたのは、里中恭子がトラブルに巻き込まれているにもかかわらず、彼女のほうを見ようとしない乗客たち。脳の持ち主の視覚のみが再現されているMRI映像だけでは、犯人を特定するには至らなかった。

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