日本映画史上最高のアクション俳優は…? ベストアクター(4)走る姿が美しい…トム・クルーズばりの動きに感動
俳優という職業には、さまざまな条件が求められる。そのうちの1つが、「身体能力の高さ」だろう。従来、さまざまな俳優たちが、自らの身体能力をスクリーンの前で披露してきた。そんなわけで今回は、アクションに定評がある俳優を5名紹介しよう。第4回。(文・編集部)
ーーーーーーーーーー
数々のヒット作に出演するアクション界の新星
山﨑賢人

映画『陰陽師0』に『ゴールデンカムイ』、そして『キングダム 大将軍の帰還』。2024年に公開されたこれらの作品の最大の共通点は一体何か。それは、どの作品も山﨑賢人が出演しているということだ。
雑誌『ピチレモン』のモデルとして活躍していた山﨑は、その後、2010年7月に『熱海の捜査官』(テレビ朝日系)で俳優デビュー。その後、朝の連続テレビ小説『まれ』(2015、NHK総合)や『好きな人がいること』(2016、フジテレビ系)などの話題作に出演し、トントン拍子にスターダムを駆け上がっていく。
そんな山﨑は、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017)や『斉木楠雄のΨ難』(2017)など、数々の映画でアクションを披露してきた。中でも、彼のアクションが光る作品が、2019年から公開されている『キングダム』シリーズだろう。
中国の春秋戦国時代を舞台に、山﨑演じる戦災孤児、信の成り上がりを描いた本作では、なんとクランクイン前に半年間のアクション修行を敢行。続く『キングダム2 遥かなる大地』(2022)では、乗馬を完璧にマスターし、アクロバティックな技を次々と披露。複数の敵を相手取った殺陣から飛び蹴り、ハイキックまでノースタンドでこなし、観客の目を釘付けにしている。
シリーズ4作目となる『キングダム 大将軍の帰還』でも、美しいフォームの全力疾走で観客を魅了した山﨑。案外、「日本のトム・クルーズ」の座に一番近い存在かもしれない。今後の活躍にも期待したい。
(文・編集部)
【関連記事】
日本映画史上最高のアクション俳優は? ベストアクター(1)
日本映画史上最高のアクション俳優は? ベストアクター(5)
日本映画史上最高のアクション俳優は? ベストアクター(全紹介)