『問題物件』第7話考察&感想。内田理央のキュートさがどんどん増している…”恵美子”のキャラだからこそ物語が成り立つワケ。【ネタバレ】
text by ふくだりょうこ
上川隆也が主演を務めるドラマ『問題物件』(フジテレビ系)が現在放送中。本作は、不動産物件で起こる奇々怪々な事件の謎を、人並み外れた記憶力と天才的な推理力を持つ謎の男が、鮮やかに解決する。今回は、第7話のレビューをお届け。(文・ふくだりょうこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:ふくだりょうこ】
大阪生まれ関東育ちのライター。
大学卒業後からライターとして活動、シナリオ制作やエンタメジャンルの記事を中心に執筆。
ドラマと邦画、ハイボールと小説が好き。
立ち退き拒否の裏には暴力団…?
開発事業部の岩下(小関裕太)に相談を持ち掛けられた恵美子(内田理央)。開発事業部で進めているタワマン計画で取り壊し予定のマンションに、ひとりだけ立ち退きを拒む住人がいるという。立ち退いてもらわないと、当然のことながら計画は進められない。
実際に立ち退きを拒否しているという猪俣(五頭岳夫)を訪れる恵美子と犬頭(上川隆也)。妙に殺風景な室内であることから、犬頭は猪俣には他に住まいがあるのではないかと推測する。そこで恵美子は、お金目当ての占有屋の可能性を指摘する。
占有屋には暴力団が絡んでいることが多い。マンションがあるあたりを縄張りとしているのは「太平洋組」という暴力団。恵美子はこの太平洋組が猪俣に指示を出したのではないかと考える。
しかし、できるだけ暴力団と関わりたくない恵美子。ここまで調べたのだからいいだろうと岩下に言うが、新しくできるマンションのキャッチコピーを考えてもいいから、と丸め込まれてしまう。明らかに岩下にいいように使われているのだが、素直な恵美子はそれを信じて解決までやり遂げることになり…。