日本初上陸のモンゴルゾンビ映画『獄舎Z』ポスター&予告編公開。「日本モンゴル映画祭」は3月22日(土)より開催決定
3月22日(土)より新宿K’s cinemaにて「日本モンゴル映画祭」と題したジャパンプレミアが開催される映画『獄舎Z』。開催を記念して、日曜劇場『VIVANT』(TBS系、2023)で知られる冨栄ドラムがコメントを寄せた。あわせて、ティーザービジュアルと予告編が公開となった。(文・編集部)
日本初上陸のモンゴル・ゾンビ映画トリロジー第1弾
本作は、マイナス40度の雪原を舞台に、《社会のクズ》扱いされる若者たちが軍の矯正施設で《ゾンビ》と遭遇し、生き残りをかけて逃亡する姿を描いた日本初上陸のモンゴル・ゾンビ作品だ。元社会主義国であり現在も政治不信が若者たちの心に根付くモンゴルの社会的背景が反映されている。
監督・脚本のビルグーン・チュルーンドルジは、監督自身の少年矯正施設での勤務経験をキャラクター造形に盛り込んでおり、監督曰く「2回の挫折・2回の成功」の構成で登場人物の精神的成長を丁寧に描写したという。 今回公開された、劇中カットは下記リンクよりチェックしてほしい。
【写真】モンゴル発のゾンビに鳥肌が止まらない…貴重な未公開カットはこちら。映画『獄舎Z』劇中カット
「ゾンビも走らなければ凍ってしまう」という極寒のモンゴルらしい発想から生まれた画期的ゾンビ映画『獄舎Z』は、モンゴル国内の他、ヨーロッパや中南米で高い評価を獲得し、2025年には本作の続編となるシリーズ作品の撮影の開始が予定されている。
2025年3月22日(土)より新宿K’s cinemaにて開催「日本モンゴル映画祭」ラインナップ作品としてジャパンプレミアが開催される、ビルグーン・チュルーンドルジ監督の長編劇場公開デビュー作『獄舎Z』。
【予告編】
本作のジャパンプレミア開催に伴い、日曜劇場『VIVANT』で知られる俳優・冨栄ドラムと、映画ライター・糸魚川悟がコメントを寄せた。
【応援コメント】
■冨栄ドラム(俳優)
モンゴルならではの壮大な景色から一気に映画の世界観に入り込んだ。更生施設の若者たちが助け合っていくのがいい。スリルあるアクションは目が釘付けになる。 ラストは色々と想像が膨らんで余韻を楽しめるので、おススメ。
■糸魚川悟(映画ライター)
極限の状況下で繰り広げられる、命を懸けた矯正への旅路。善悪の基準が分からない少年少女たちが、ゾンビという脅威を目にすることで初めて「命」と向き合うこととなる本作は単なるゾンビ映画には収まらない魅力があります。常に自然と相対し、自然の恐ろしさを知るモンゴルで製作されたからこそ日本やハリウッドとは異なる死生観が目新しくも面白い、ゾンビ映画ファンの必修科目にしたいほどでした。
【ストーリー】
モンゴルの首都・ウランバートルから遠く離れた、雪原を走るバス。
バスに乗るのは社会の規律に反抗し、《クズ》の烙印を押された若者たち。軍人たちに拘束・連行された彼ら彼女らは、謎に満ちた収容所へと辿り着く。
社会復帰訓練という名の下、《犬》と呼ばれ、理不尽な扱いを受ける入所者たち。しかし収容所の闇に潜んでいたのは、誰も予想しなかった秘密と陰謀、そして生ける屍人《ゾンビ》だった……。
【作品情報】
出演:チンギス、プルブジャルガル・エルデネビレグ、バザラグチャ・ビンバジャブ、バトバートル・バトフレグ
脚本・監督:ビルグーン・チュルーンドルジ
製作:ツァルス・フーフディン・ズスラン、ハク・メディア、トレンド・アーティスト
撮影監督:スフバータル・チュルーンバータル
日本語字幕:松本清貴 字幕監修:河合のび 宣伝:KKミュージック(加賀谷健) 宣伝デザイン:脇原由利
香 配給:Cinemago × マグネタイズ
作品データ:2024/モンゴル/モンゴル語/83分/映倫G
英題『Z ZONE』
©Future Film Mongolia Production/Cinemago/Magnetize
公式サイト
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【了】