歴代最高のTBS“火10”ドラマは? 記憶に残る名作(1)全てが完璧で素晴らしい…良作から伝説になったワケ
text by 菜本かな
TBS系列の火曜よる10時のドラマ枠といえば、主に女性をターゲットにしたラブストーリーが定番だ。今回は“火10”枠でもっとも記憶に残る作品を5本セレクト。胸キュン必至の王道ラブストーリーから、社会に問いかける意欲作まで、性別の枠にとらわれず誰でも楽しめること間違いなしの傑作をご紹介する。第1回。(文・菜本かな)
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新垣結衣と&星野源の“逃げ恥婚”が伝説に――。
『逃げるは恥だが役に立つ』(2016、TBS系)
脚本:野木亜紀子
キャスト:新垣結衣、星野源、大谷亮平、藤井隆、真野恵里菜、成田凌、山賀琴子、髙橋洋、葉山奨之、古畑星夏、細田善彦、高山侑子、古舘寛治、モロ師岡、高橋ひとみ、宇梶剛士、富田靖子、古田新太、石田ゆり子
【注目ポイント】
職ナシ彼氏ナシの主人公・みくり(新垣結衣)が、恋愛経験のない独身サラリーマン・平匡(星野源)と契約結婚をすることに! 夫が雇用主で、妻が従業員という不思議な関係性…。
このドラマを見る前は、「こんな結婚、嫌だ〜!」と思っていたのだが、だんだんと「え、めっちゃ良くない?」と感じるように。だって、家事を外注すると賃金が発生するのに、専業主婦はタダ働きなのはおかしい。みくりと平匡のように、割り切った関係性は意外とストレスフリーなのでは…? と。
また、ドラマ公式サイトに「専業主婦の今日のお給料」というコーナーがあり、家事をした時間を入力すると『逃げ恥』調べでお給料を計算してくれる仕組みも良かった。コメディタッチでありながら、実は社会派な要素をふんだんに盛り込んでいるこのドラマ。もともと、良作と言われていたが、新垣結衣と星野源が“逃げ恥婚”をしたことで、さらに伝説になった印象がある。
(文・菜本かな)
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