「役に没頭したときの一瞬が忘れられない」ドラマ『死ぬほど愛して』山口馬木也が語る、立ち止まっても俳優を続ける理由とは?
text by shuya
ABEMAオリジナルドラマ『死ぬほど愛して』が3月27日(木)夜11時より放送がスタートする。本作は、8年ぶりに俳優復帰となる成宮寛貴が主演を務める。今回は、本作で刑事・富沢役を演じる山口馬木也さんにインタビューを敢行。撮影の裏話、演じることの魅力や葛藤など幅広くお話を伺った。(取材・文:shuya)
城定秀夫監督の手によって生まれる独特の景色
―――撮影を終えて、ご自身から作品の仕上がりをどのように感じていますか?
「本作は、サスペンスやミステリーの要素が多く含まれていますが、それとは違った別の視点でも見られる、面白いドラマだと思っていました。僕もまだ完成したものは見ていませんが、『どうやって映像になるんだろう』という楽しみがあります。特に城定秀夫監督と、すごくマッチしそうな作品ですから」
―――城定監督とマッチしそうと考える理由をお聞きしたいです。
「個人的に、城定監督はユニークな作品を得意とされているイメージなんです。その中で風景と人物を自然に溶かすのが上手な方ですよね。非現実的な世界観でありながら、城定監督の手によって景色が生まれるんです」
―――撮影中、城定監督からどんな演出がありましたか?
「ほとんどありませんでした。でも、城定監督の作品をイメージしながら、どう映るべきかなどを考えながら演じました。あと、城定監督はカメラのアングルやカット割りが独特で、時々、モニターの後ろまで確認しに行くことがありました。それで、『やっぱ面白い画が撮れてる』と。さすがでした」