『日本一の最低男』第10話考察&感想。香取慎吾「イコール加害者がいる、じゃない」“一平”の言葉に考えさせられたワケ【ネタバレ】
text by ふくだりょうこ
ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(フジテレビ系)が現在放送中。本作は、香取慎吾演じる主人公が、区議会議員選挙で当選するために義弟親子と暮らす、“選挙&ニセモノ家族ドラマ”。今回は第10話のレビューをお届けする。(文:ふくだりょうこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:ふくだりょうこ】
大阪生まれ関東育ちのライター。
大学卒業後からライターとして活動、シナリオ制作やエンタメジャンルの記事を中心に執筆。
ドラマと邦画、ハイボールと小説が好き。
一平(香取慎吾)、過去のパワハラ疑惑が流出
いよいよ選挙編が本格的にスタートした。
区議選ではなく、無所属で大江戸区長選挙に出馬することを宣言した一平(香取慎吾)。昔からの友人である真壁(安田顕)とも敵対することに…。
これまでの行ってきた活動が功を奏して、一平の周りには人が集まっていたが、やがて一平がパワハラが原因でテレビ局を辞めることになったと報道される。さらにパワハラの“被害者”は自殺している、という情報も。
しかし、その被害者である野上慧(ヘイテツ)はニュースの裏側を斬る動画配信者として活躍していた。その登録者数は20万人。もちろん、生きている。
ぐんぐんと評価が下がっていく中、一平は野上と生配信で対峙することとなる。