映画史上最高の続編は? 破格の面白さを誇る傑作5選。1作目を超える素晴らしさ…誰もが認める傑作をセレクト
映画ビジネスの中である意味“勝利の方程式”の一つとなっているものにシリーズ化、続編の製作がある。最近ではマーベル作品のように大きなMCUという枠組みに取り込むというものまである。そこで今回は、最高の続編が制作された洋画を5本セレクトしてご紹介する。(文・村松健太郎)
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【著者プロフィール:村松健太郎】
脳梗塞と付き合いも15年目を越えた映画文筆屋。横浜出身。02年ニューシネマワークショップ(NCW)にて映画ビジネスを学び、同年よりチネチッタ㈱に入社し翌春より06年まで番組編成部門のアシスタント。07年から11年までにTOHOシネマズ㈱に勤務。沖縄国際映画祭、東京国際映画祭、PFFぴあフィルムフェスティバル、日本アカデミー賞の民間参加枠で審査員・選考員として参加。現在各種WEB媒体を中心に記事を執筆。
映画史上最高の続編
『ゴッドファーザー PART II』(1975)
監督:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:マリオ・プーゾ、フランシス・フォード・コッポラ
出演:アル・パチーノ、ロバート・デュヴァル、ダイアン・キートン、ロバート・デ・ニーロ
【作品内容】
1958年。父・ヴィトー(ロバート・デ・ニーロ)から後を継いだマイケル(アル・パチーノ)は、コルレオーネ・ファミリーの活動拠点をニューヨークからラスベガスに近いタホー湖畔へと移す。しかし、仲間の裏切りや襲撃に遭い、争いに巻き込まれていく中、偉大な父に想いをはせる。
時は1901年。9歳のヴィトーは、家族を殺され、1人アメリカへ渡る…。
【注目ポイント】
フランシス・フォード・コッポラ監督による1972年の『ゴッドファーザー』の続編。のちに『ゴッドファーザーPART III』(1990)も作られ三部作となった。
1作目からの続きとなるアル・パチーノ演じるマイケル・コルレオーネの物語を描くと同時に、マイケルの父で1作目ではマーロン・ブランドが演じたヴィトー・コルレオーネの若き日の物語を描くという二つの時間軸が交錯する壮大な映画となっている。
若き日のヴィトー・コルレオーネを演じたのは当時最も勢いに乗っていた若手演技派の一人だったロバート・デ・ニーロ(本作でアカデミー賞助演男優賞受賞)。
前作『ゴッドファーザー』(1972)もアカデミー賞3部門を受賞しているが、この『PART II』はそれを上回る6部門を受賞するという快挙を成し遂げた。
現在に至るまで1作目と続編がどちらもアカデミー賞作品賞を受賞した例はない。