歴代最高のTBS“火10”ドラマは? 記憶に残る名作(4)ラストで大号泣…社会現象を巻き起こした男たちは?
text by 菜本かな
TBS系列の火曜よる10時のドラマ枠といえば、主に女性をターゲットにしたラブストーリーが定番だ。今回は“火10”枠でもっとも記憶に残る作品を5本セレクト。胸キュン必至の王道ラブストーリーから、社会に問いかける意欲作まで、性別の枠にとらわれず誰でも楽しめること間違いなしの傑作をご紹介する。第4回。(文・菜本かな)
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ボーイズグループ8LOOMのラストライブに涙
『君の花になる』(2022、TBS系)
脚本:吉田恵里香
キャスト:本田翼、高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝、志田彩良、菊田竜大(ハナコ)、川津明日香、木南晴夏、宮野真守、内田有紀、竹中直人、夏木マリ
【注目ポイント】
正直なところ、『君の花になる』は物語の展開的にはツッコミどころがたくさんあった。たとえば、ヒロイン・あす花(本田翼)の恋のお相手である弾(高橋文哉)は、人気ボーイズグループに所属している(しかもいちばん人気!)のはずなのに、週刊誌やファンの目を気にせず公共の場で堂々とあす花をおんぶしたり…。「せめて、変装をしてくれ〜!」と小言を言いたくなってしまう場面が多々あった。
しかし、このドラマから誕生した7人組ボーイズグループ8LOOM(ブルーム)のバズりっぷりが半端なかったので、ベスト作品に入れざるを得ない。
8LOOMの楽曲「君の花になる」や「Melody」、「Come Again」はドラマを観ていない友人たちも「いい曲だよね」と言っていたし、『CDTV ライブ!ライブ!』(TBS 系)で放送されたラストライブは、思わずもらい泣きをしてしまった。
彼らからもらった思い出はそっと宝箱にしまったつもりだが、またいつか集結してくれるのを楽しみにしてしまう自分もいる。
(文・菜本かな)
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【了】