フジテレビ系列の月曜9時枠のドラマといえば、名作ドラマの宝庫。ラブストーリーを中心に制作していた時期もあったことから、女性が憧れる女性像のアイコンとして多くの女優が台頭してきた。今回は、”月9ドラマ”の中でも最も魅力的だったヒロインを5人セレクト。代表作とも呼べる名キャラクターたちをご紹介する。第4回。（文・菜本かな）

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自分の足で幸せを掴み取ろうとする様に憧れる！

石原さとみ（桜庭潤子）
『5→9〜私に恋したお坊さん〜』（2015）

脚本：小山正太、根本ノンジ
キャスト：石原さとみ、山下智久、田中圭、古川雄輝、高梨臨、紗栄子

【注目ポイント】

『リッチマン、プアウーマン』（2012）、『失恋ショコラティエ』（2014）など、“月9”では守ってあげたくなるような可愛い系ヒロインを多く演じてきた石原さとみ。

　しかし、『5→9〜私に恋したお坊さん〜』で演じた桜庭潤子は、今までのイメージとは正反対。いずれは海外移住することを目指しており、そのための努力は惜しまない。まさに、自分の足で幸せを掴み取っていく感じのカッコ良いヒロインだった。

　とくに、わたしが憧れたのは潤子のファッション。石原のドラマコーデはどれもバズっている印象があるけれど、そのなかでも、本作で着用していたガウチョパンツは、働く女性からの支持を集めていた。

　ドラマ放送当時、わたしはアパレル店員をやっていたのだが、「『5時9時』で、石原さとみさんが着ているみたいなガウチョパンツありますか？」とたびたび聞かれていたのを思い出す。

（文・菜本かな）

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【了】