北村匠海“嵩”の漫画が入選! 一方で今田美桜“のぶ”が見つけた夢は? NHK朝ドラ『あんぱん』が届けたいメッセージとは

text by 野原まりこ

今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第13話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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のぶ(今田美桜)が教師を志す

連続テレビ小説『あんぱん』第3週 第13話 ©NHK
連続テレビ小説『あんぱん』第3週 第13話 ©NHK

 パン食い競争で1等を取ったのぶ(今田美桜)だったが、もともと女子の出場はルール違反のために失格となってしまう。しかし、繰り上げで一等になった千尋(中沢元紀)にラジオを譲ってもらい、のぶはこどもたちにラジオ体操を教える。

 そしてのぶは、こどもたちに勉強や体操の楽しさを教えたいと、学校の先生を志す。しかし釜次(吉田鋼太郎)は女子は女子らしくしろと大反対する。だが、蘭子(河合優実)や羽多子(江口のりこ)の応援を受け、教師になることを目指す。

 一方嵩(北村匠海)は、新聞社に出した漫画が入選する。

 第13話では、幼少期から父に「女子も大志を抱け」と言われながら育ってきたのぶに、教師になるという夢が見つかった。ここでXに寄せられた視聴者のコメントを見ていこう。

「のぶちゃんの夢見つかって良かったね」「のぶのやることに反対し続ける釜次と、のぶと嵩の背中を押すより年下の子たちという対比。人の背中を押し、新しい時代を作っていくのは若者たちであるという強いメッセージを感じる」「嵩の漫画は入選してた!」「崇は弟の千尋にやや劣等感のようなものを感じてるんだろうな。」

 時代の変化や登場人物の複雑な心情などが繊細かつ大胆に描かれ、多くの視聴者の共感を生む『あんぱん』。今後もさらに面白くなっていきそうだ。
 
(文・野原まりこ)

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【了】

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