今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第15話を振り返ろう。（文・野原まりこ）【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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登美子（松嶋菜々子）vs千代子（戸田菜穂）
女同士のバトルにヒヤヒヤ…。

　再婚相手と離縁し、8年間ぶりに御免与町に帰ってきた登美子（松嶋菜々子）。嵩（北村匠海）は自分の漫画が褒められて嬉しくなるが、千尋（中沢元紀）は素直に受け入れられなかった。千代子（戸田菜穂）は突然戻ってきた登美子に、いつまでいるのかと聞くが、登美子はあっけらかんとした態度で振る舞う。

　商店街で仲良く談笑する嵩と登美子を見つけたのぶ（今田美桜）は、幼い頃に捨てられた嵩がどんな思いでいたかを考えてほしいと涙ながらに訴えるが、嵩は親に捨てられたことがないのぶに何がわかるのかと反論し、登美子を庇う。

　そんな中、千尋は寛（竹野内豊）に、医学ではなく法学の道に進みたいと打ち明ける。すると登美子は、千尋の代わりに嵩が医者になって医院を継ぐと言い出す。

　再登場した登美子が大混乱を引き起こしたまま幕を閉じた第15話。ここでXに寄せられた視聴者による感想を見ていこう。

「登美子は松嶋菜々子が演じてるからまだ見ていられるが、そうじゃかなかったらブチ飛ばしてやりたいくらいだwそして千代子さんはかなりの良い人だ。」「幼い子供二人を捨てて、育ててくれた柳井夫婦に対してあまりに図々しい振る舞いでは」「登美子さんの存在感がすごいね。良くも悪くもイレギュラーな存在というか。千代子さんとのやりとりは静かに火花が散っているようで緊迫感があった…。」「美女の激突の間で医院を誰が継ぐかどうでもよくてひたすら千尋の未来に耳を傾ける竹野内豊伯父、大好き。」

　SNSのコメントは登美子一色だった。次週は、この一件がどんなふうに作用していくのか…。来週の放送が待ちきれない。
　
（文・野原まりこ）

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【了】