最も復活してほしい“引退した俳優”は? 消えたイケメン5選。天才ぞろい…一世を風靡した才能をセレクト

text by 野原まりこ

芸能界は花火のようなものだ。大きく打ち上がった一瞬の煌めきは人々の心を熱くする。しかし、儚く消えてしまうのは花火だけでなく、俳優も同じだ。あの輝きに魅せられ、彼らの復帰を望むファンは今も多くいるだろう。そこで今回は、芸能界への本格復帰が待たれる俳優を5人セレクトしてご紹介する。(文・野原まりこ)

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いつか復活してほしい宮藤官九郎とのコラボ

長瀬智也

長瀬智也
長瀬智也【Getty Images】

 2021年3月31日、旧ジャニーズ事務所の退所と同時に芸能界を引退した長瀬智也。TOKIOのメンバーとして多くのファンを魅了した彼の引退を嘆く者は多かった。

 俳優としての活動も目覚ましく、多くの作品をヒットに導いた。中でも宮藤官九郎脚本作品では唯一無二の存在感を発揮。『池袋ウエストゲートパーク』『タイガー&ドラゴン』『うぬぼれ刑事』と名作のオンパレード。『俺の家の話』(2021)では、第107回ザテレビジョンドラマアカデミー賞・主演男優賞を受賞した。

 ワイルドで男くさいのにユーモラス。そしてアツい。圧倒的主人公オーラと、ぶっきらぼうなのになぜか万人から愛される。宮藤官九郎作品では、長瀬の持って生まれた性質が演技に落とし込まれている。

 “ソース顔”と言われる日本人離れした濃いめの顔立ちとスタイルは唯一無二。長瀬の持つ天性のビジュアルは、物語を美味しく味付けするのに一役買っている。そんな彼の代わりになる俳優はこれからも現れないだろう…。できるものなら、もう一度彼の演技を見たいと願うファンは多いはずだ。

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