『きみに読む物語』の作者ニコラス・スパークスが明かす、小説執筆の鉄則とは?「恋するキャラクターの年齢」
text by 編集部
大ヒット小説『きみに読む物語』の作者、ニコラス・スパークスが、ロサンゼルスで開催されたVariety Entertainment Marketing Summit(バラエティ・エンターテインメント・マーケティング・サミット)に登壇。ロマンス小説を書く際のルールや、最新プロジェクトについて明かした。
(文・編集部)
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最初に決めるのは「恋に落ちるキャラクターの年齢」
伝説のロマンス映画『きみに読む物語』で知られるスパークス氏。同作は、レイチェル・マクアダムスとライアン・ゴズリングが主演を務め、社会的な格差や周囲の反対など、さまざまな困難を乗り越えながら、2人が本当の愛を見つけていく姿が描かれている。今では、ラブストーリーの金字塔として語り継がれるほどの作品だ。
そんな、伝説の恋愛映画を生んだスパークス氏が、物語を考える中で大切にしている視点があるという。それは「恋に落ちるキャラクターは何歳か?」という視点だ。
「読者は、自分と年齢が近い登場人物に共感しやすいんです。若い世代は、中高年や親世代の話にはなかなか共感しづらい。だから、年齢層を意識してバリエーションをつけることがすごく重要なんです」
このシンプルで奥深いルールこそ、幅広い読者層を惹きつける秘密のようだ。
さらに、現在は、新作小説『Remain(リメイン)』に基づくスリラー映画を共同で企画していることも明かした。映画は2026年公開予定だという。
恋愛小説の巨匠・ニコラス・スパークスが仕掛ける新たな挑戦。今後の映画制作にも注目だ。
(文・編集部)
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