「仲の良さが役に影響を与えています」映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』萩原利久&黒崎煌代、対談インタビュー
text by 斎藤 香
大九明子監督の最新作『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』が、4月25日(金)に公開された。今回は、主演・小西役を務める萩原利久さんと、親友・山根役を演じた黒崎煌代さんにインタビューを敢行。本作をきっかけに意気投合したというお2人に、役作りや撮影時のエピソード、今後のキャリアについて伺った。(取材・文:斎藤 香)
現場はまるで学生時代に戻ったような雰囲気だった
―――萩原さんと黒崎さんは、本作での共演がきっかけで仲良くなったとお伺いしています。相性が良かったんですね。
萩原利久さん(以下、萩原)「全然仲良くないですよ(笑)。ほぼ喋った記憶はないです」
黒崎煌代さん(以下、黒崎)「めちゃくちゃ喋っていましたよ。一緒にNBAも見ましたから(笑)」
萩原「バスケ好きという趣味が一緒だったので。そこで一気に距離が縮まり、よく話すようになりました」
―――趣味が一緒だと話が盛り上がりやすいですよね。そこから気が合って……。
萩原「僕は気が合っているとは思っていないですけど」
黒崎「いや、めちゃめちゃ合っていますよ。安心してください(笑)」
萩原「ふたりで話しているときは、ずっとこんな感じなんです(笑)」
―――映画の中で、小西くんと山根くんのシーンはいちばん楽しく笑いもあるシーンだったと思うのですが、撮影でもふたりの仲の良さが、小西と山根にいい影響を与えていたと思いますか?
萩原「小西と山根のシーンについては、僕たちの仲が良ければ良いほど、うまくいくのではないかと思いました。やはり撮影の合間に全然話さない関係だったら、その雰囲気が演技にも表れていたと思うので。僕たちはずっとバスケの話ばかりをしていて、まるで学生時代に戻ったようでした。その学生ノリも小西と山根を演じる上でいい影響を与えていたと思います」