『ワンピース』の人気女性キャラ、演じてほしい日本人女優は?(2)ミステリアスな雰囲気の優秀な考古学者は?
尾田栄一郎による大人気マンガ『ONE PIECE』。1997年より「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されて以来、世界中で愛され続けてきた名作だ。今回は、2024年にNetflixでドラマ実写化され大成功を収めた本作を、「日本で実写化するとしたら」というテーマで妄想キャスティングする。第2回。(文・かんそう)
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ニコ・ロビン
演じるならこの人
〜吉岡里帆〜
歴史の真実を記す遺物”真の歴史の本文(リオ・ポーネグリフ)”を見る夢を持つ優秀な考古学者。初登場時は、犯罪組織バロック・ワークスのナンバー2、ミス・オールサンデーとして登場したニコ・ロビン。なにを考えてるのか分からないミステリアスな雰囲気は、それまでのワンピースのキャラクターにはない妖艶な魅力を醸し出していた。
アラバスタ編後にルフィたちの仲間になってからも、その印象は消えなかったが徐々にルフィたちの明るさにロビンを覆っていた心の氷が溶け、「本当の仲間」になっていった。そしてウォーターセブン編では、ロビンが抱えてた「闇」が垣間見える。新世界に入ってからは、かつての明るさを取り戻し、ワノ国編では意外な「顔芸」も披露するなど、すっかり麦わらの一味として馴染んでいるロビン。
そんな二面性を持つ彼女を演じられるのは、コメディからシリアスまで、恐ろしいほど全力でこなして見せる吉岡里帆だ。ドラマ『カルテット』(TBS系、2017)では神出鬼没の謎の悪女・来栖有珠、日本アカデミー賞を受賞した映画『正体』(2024)では主人公の正体を知りつつ支える女性・安藤沙耶香を演じた。
一方で、バラエティ番組『何か“オモシロいコト”ないの?』(フジテレビ系)では体当たりのリアクション芸やボケを連発するなど、どの現場でも溶け込める適応能力はズバ抜けて高い。そんな吉岡里帆ならば、色々な顔を持つニコ・ロビンにピッタリだと感じた。
(文・かんそう)
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