「ギャグ作家出身!?」アカデミー賞“監督賞” 最多受賞ランキング3位。完全制覇! 史上稀な偉業を成し遂げたのは?
text by 編集部
90年以上の歴史を誇る映画界随一のビッグイベントであるアカデミー賞。その授賞式が3月12日(日本時間3月13日)に行われた。今回はアカデミー賞の主要部門である“監督賞”を一度だけでなく、何度も獲得しているアンビリーバボーな巨匠たちを米colliderの記事を参考に紹介していこう。今回は第3位。
NO.3 フランク・キャプラ
アカデミー賞獲得歴
監督賞:『或る夜の出来事』(1934)
監督賞:『オペラハット』(1936)
監督賞:『我が家の楽園』(1938)
イタリアに生まれ、アメリカのロサンゼルスで育ったフランク・キャプラ。アメリカの大手映画批評サイトRotten Tomatoes発表の「2014年版クリスマス映画ベスト25」に第1位としてランクインした映画『素晴らしき哉、人生!』や、第12回アカデミー賞で、作品賞を含む合計11部門にノミネートされ、原案賞を受賞した映画『スミス都へ行く』など、数々の名作を生み出した。
キャプラは、映画プロデューサーのハル・ローチの元でギャグ作家としてそのキャリアをスタートし、1934年にコメディ映画『一日だけの淑女』で初めてオスカーにノミネート。
1935年には、クラーク・ゲーブルとクローデット・コルベールを主演に迎えたコメディ映画『或る夜の出来事』で初めてのアカデミー監督賞受賞を果たす。『或る夜の出来事』は、ミロス・フォアマン監督の映画『カッコーの巣の上で』や、ジョナサン・デミ監督の映画『羊たちの沈黙』と並び、アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚本賞といった、主要の5部門全てを受賞した数少ない映画の一つだ。
その後1937年に映画『オペラハット』で2度目となるアカデミー監督賞を受賞。その2年後には映画『我が家の楽園』で3度目のアカデミー賞を受賞を果たしている。
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