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「世界最高評価の映画監督は?」アカデミー賞“監督賞” 最多受賞ランキング【2位】史上屈指! 数々の傑作を手がけたのは?

text by 編集部

90年以上の歴史を誇る映画界随一のビッグイベントであるアカデミー賞の授賞式が12日に行われた。今回はアカデミー賞の主要部門である“監督賞”を一度だけでなく、何度も獲得しているアンビリーバボーな巨匠たちを米colliderの記事を参考に紹介していこう。今回は第2位。

NO.2 ウィリアム・ワイラー

ウィリアムワイラー監督Getty Images

アカデミー賞獲得歴

作品賞・監督賞:『ミニヴァー夫人』(1942)
作品賞・監督賞:『我等の生涯の最良の年』(1946)
作品賞・監督賞:『ベン・ハー』(1959)

1921年に渡米したワイラーは、ニューヨークのユニバーサル・スタジオに職を得る。1935年にユニバーサル社で最年少監督となり、翌年の映画『孔雀夫人』で、初めてアカデミー監督賞にノミネート。『嵐が丘』(1939)、『ローマの休日』(1953)などの名作で知られる、映画史上屈指の名監督だ。

1943年には戦争ドラマ『ミニヴァー夫人』でアカデミー作品賞、主演女優賞、助演女優賞、脚色賞、撮影賞、そして監督賞の6部門で受賞。

1947年に第二次世界大戦後の復員兵が直面する社会問題をテーマにした『わが生涯の最良の年』を発表し、当時の第19回アカデミー賞において最多記録となる、9部門の受賞に輝いた。ちなみに、この作品は、1989年に“アメリカ国立フィルム登録簿”という、「国立フィルム保存委員会」が半永久的な保存を推奨している映画リスト(現在約825本の映画)に登録されている。

1950年代に突入してもワイラーの創作意欲は衰えず、壮大な人間ドラマを描いたチャールトン・ヘストン主演『ベン・ハー』で、なんと3度目のアカデミー監督賞を受賞した。

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