今田美桜“のぶ”の怒りが爆発した理由とは? NHK朝ドラ『あんぱん』北村匠海“嵩”の空気が読めない発言にドン引きしたワケ

text by 野原まりこ

今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第30話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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東京で自由を感じる嵩

連続テレビ小説『あんぱん』第6週 第30話 ©NHK
連続テレビ小説『あんぱん』第6週 第30話 ©NHK

 のぶ(今田美桜)は、国を守って戦う兵士のために慰問袋を作ろうと女子師範学校の生徒たちに呼びかけ、休日には賛同した生徒たちと献金を集めるなど意欲的に取り組む。すると、その様子がのぶの写真付きで新聞に載り、のぶは“愛国の鑑”として全校生徒の注目を集める存在になった。

 そんな中、嵩(北村匠海)からの手紙を受け取ったのぶは、銀座のパン屋に飾られている写真に草吉(阿部サダヲ)が写っていたことを知る。家に帰ったのぶは草吉にそのことを尋ねるが、はぐらかされてしまう。

 一方、図案コンクールで佳作に入選し、賞金をもらった嵩は、銀座のカフェから柳井家に電話をかける。千尋(中沢元紀)からのぶが新聞に載ったことを聞いた嵩は、のぶと電話を繋いでもらう。

 しかし、嵩の周りが騒がしいことを怪訝に思ったのぶが、国のために働く兵隊のことを考えずに遊びまわる嵩に「東京に何しに行ったのか」と怒りを爆発させる。嵩は「東京には自由がある」と反論する…。

 豪(細田佳央太)と蘭子(河合優実)の思いが通じ合いほっとしたのも束の間、今度はのぶと嵩の間に不穏な空気が流れた第30話。ここでXに寄せられた視聴者による感想を見ていこう。

「最後は嵩久々に叱られたな、学生気分のままに満喫するからや、しゃーなしやけど」「環境が違いすぎて…嵩も結果出して喜ばしい電話のはずが」「のぶが言ってくれてスッキリした。私も『自由』と発言した崇に腹が立った。東京にもいるんだよね?戦争に行ってる人。崇もこれから行くかもしれないから今は自由にしててもいいけど、でもなんか凄く嫌だった」「ヤムさんは銀座の美村屋に何か不義理をしたのだろうか?」

 高知ののぶと東京の嵩の間には大きな溝が生まれ、これから2人がどうわかり合っていくのか…。そして、草吉が銀座で働いていたことをはぐらかす理由とは…。次週の放送では和やかな雰囲気が戻ることを願いたい。
 
(文・野原まりこ)

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【了】

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