『波うららかに、めおと日和』第3話考察&感想。本田響也が“いい男”すぎる…初々しい「結婚」が魅力的に映るワケ【ネタバレ】

text by 菜本かな

芳根京子主演のドラマ『波うららかに、めおと日和』が放送中だ。本作は、昭和11年を舞台に交際ゼロ日婚からスタートする、歯がゆくも愛らしい“新婚夫婦の甘酸っぱい時間”を描いたハートフル・昭和新婚ラブコメ。今回は第3話のレビューをお届けする。(文・菜本かな)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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瀧昌(本田響也)となつ美(芳根京子)の魅力が爆発

『波うららかに、めおと日和』第3話 ©フジテレビ
『波うららかに、めおと日和』第3話 ©フジテレビ

 前回、なつ美(芳根京子)の幼なじみ・瀬田(小宮璃央)への嫉妬心から、「今夜、初夜を最後までします!」と宣言していた瀧昌(本田響也)。

 ピュアな2人が、ついに結ばれる日がやってくるのか…? とドキドキしていたが、なつ美がキスの直前に「あの、少しだけ宜しいですか? 瀧昌さま、お帰りなさいませ。ご無事で何よりでした。お帰りした時は、嬉しくて、ついちゃんと言えなかったので…」と伝えたことで、瀧昌の嫉妬の炎は消え去ったようだ。

「俺は、何を恐れていたんだろう。なつ美さんは、こんなにも純粋に…」と素直に反省をして、「やっぱり、やめましょう。初夜を最後までするのは。わたしたちは、距離を縮める方が先だって自分で言っておきながら、すみませんでした。代わりと言っては何ですが、明日一緒に近くを歩いてみませんか?」と提案してくれる瀧昌、“いい男”すぎる。

 それにしても、芳根京子の“ピュア感”すごくないですか…? 数多くの作品で主演をこなしてきているはずなのに、「これがデビュー作です!」と言っても納得できるくらいの初々しさがある。かと思えば、映画『ファーストラヴ』(2021)の環菜のような狂気的な役柄も演じこなすことができるのだから、すごい。

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