ニコール・キッドマン、カンヌ国際映画祭で業界の女性進出に強いメッセージを残す「才能ある女性たちはたくさんいる」
カンヌ映画国際映画祭の名誉ある『Women in Motion』賞を受賞したニコール・キッドマンが、映画業界における女性の可能性について熱く語った。「私たちはここにいる」という力強いメッセージに、会場からはスタンディングオベーションが沸き起こった。(文・編集部)
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「世界を変える可能性を持っているの」
アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、エミー賞など、数々の栄冠に輝くニコール・キッドマン。そんな彼女が、ラグジュアリーブランド・ケリングが主催する『Women in Motion』で、2025年の栄誉ある賞を受賞した。
実は第70回のカンヌ国際映画祭で「定期的に必ず女性監督と仕事をする」誓いを宣言していたキッドマン。その背景には、親友でもあるメリル・ストリープとの会話があったという。
「口で応援するだけじゃなく、実際に行動しなければ意味がない。だから私は撮影現場で女性監督と働くことにしたの」
その誓いを実行した彼女は、映画やTVを通じてこの8年間で27本の作品において女性監督とタッグを組んだ。「才能ある女性たちはたくさんいる。探せば、必ず見つかるのよ」
今では監督だけでなく、女性脚本家、撮影監督、技術スタッフとの協働にも積極的だという。
さらに彼女が主演を務めた映画『ベイビーガール』は、世界興収6450万ドルを記録し、業界にとっても大きな成果となった。
「だからこそ言いたい。私たちに投資して、私たちを信じて。私たちの声は、世界を変える可能性を持っているの」
その覚悟と行動力が、いま多くの人々の心に火を灯している。
(文・編集部)
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