ホアキン・フェニックスがカンヌ国際映画祭で涙! 主演映画『エディントン』に5分間のスタンディングオベーション

text by 編集部

アリ・アスター監督の最新作『エディントン』がカンヌ国際映画祭でプレミア上映された。アメリカ社会に鋭く切り込む現代西部劇に、会場は5分間にも及ぶ拍手が続いた。さらには、主演を務めたホアキン・フェニックスは目に涙を浮かべ、感極まった様子を見せた。(文・編集部)

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アメリカ分断を描く現代西部劇がカンヌで熱烈な反応

ホアキン・フェニックス【Getty Images】
ホアキン・フェニックス【Getty Images】

 第78回カンヌ国際映画祭でアリ・アスター監督の新作『エディントン』がプレミア上映された。主演はホアキン・フェニックス、共演にエマ・ストーン、ペドロ・パスカルと豪華キャストが名を連ねる本作は、アメリカ社会の分断と対立を描く異色の西部劇だ。

 上映後には約5分間にわたるスタンディングオベーションが巻き起こり、フェニックスは感極まって目に涙を浮かべた。だが一方で、バルコニー席や上段席では上映中に少なくとも20人が席を立つなど、観客の反応は賛否両論に分かれていたとも予測される。

 上映後、アスター監督は「何を言えばいいのかわかりません。皆さんがどう思ったかも…ごめんなさい、たぶんありがとう…」とコメントを残しつつ、「この場に立てたことは夢のようです。本当にありがとうございます」と締めくくった。

 今回がカンヌ初参加となるアスター監督だが、『ミッドサマー』や『ボーはおそれている』など、ジャンルにとらわれない作風でその名を轟かせてきた。これからの更なる躍進に期待がかかる。

(文・編集部)

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