ギレルモ・デル・トロ監督が最新作について言及する 「映画『フランケンシュタイン』は恐怖よりも感動の物語だ」

text by 編集部

ギレルモ・デル・トロ監督がカンヌ国際映画祭に出席し、Netflixで今秋配信予定の新作映画『フランケンシュタイン』について語った。「ホラー映画を作ろうとしているのではない。これは極めてエモーショナルな作品だ」と明言し、父と子の関係や孤独な存在への共感を中心に描いた物語になるという。(文・編集部)

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怖さより感情をーデル・トロが語る新しい怪物の姿

ギレルモ・デル・トロ【Getty Images】
ギレルモ・デル・トロ【Getty Images】

 ギレルモ・デル・トロ監督はカンヌ国際映画祭のトークイベントに登壇。新作『フランケンシュタイン』について「これはホラーではなく、深い感情を描いた作品です」と明かした。「『怖い場面はあるのか?』と尋ねられて、初めてその視点に気づいた」と語り、「この映画は恐怖を与えるためのものではなく、父と子、そして自分自身を見つめる物語」と続けた。

 また、本作の音楽を手がけるのは『シェイプ・オブ・ウォーター』や『ピノッキオ』などでもデル・トロとタッグを組んできたアレクサンドル・デスプラ氏だ。今回の『フランケンシュタイン』について「僕たちは恐怖を与える音楽ではなく、感情を動かす音楽を目指している」としている。

 まだ完成には至っていないものの、デル・トロは「自分にとっても非常にパーソナルで、心を揺さぶる映画になっている」と自信をのぞかせていた。今後の進展にも注目が集まる。

(文・編集部)

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