『天久鷹央の推理カルテ』第5話考察レビュー。原作人気の”神回”で感動の嵐…三浦翔平“小鳥遊 ”の芝居の魅力とは?【ネタバレ】

text by 浜瀬将樹

橋本環奈が主演を務めるドラマ『天久鷹央の推理カルテ』(テレビ朝日系)。橋本演じる主人公・天久鷹央が、医学的な知見と診断能力を武器に、事件や現象を鮮やかに解決する本格医療ミステリーだ。今回は第5話のレビューをお届けする。(文・浜瀬将樹)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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3人の中学生が急変!
鷹央(橋本環奈)が診察拒否!?

ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』第5話©テレビ朝日
ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』第5話©テレビ朝日

 天医会総合病院の小児科では奇妙なことが起こっていた。同室で入院していた中学生3人が次々と原因不明の急変に襲われたのだが、その直前、隣室では8歳の白血病患者・三木健太(石塚陸翔)が「“天使”を見た」と証言したというのだ。

 いつもなら鷹央が目をランランにして飛びつく事案だが、なぜか「イヤだイヤだ…」と拒否。彼女に何があったのか。

 代わりに、小鳥遊優(三浦翔平)が対応することに。話を聞いてみると、3人の少年たちは小児科では年長者の“悪ガキ”で、物を隠したり、外見的な悪口を言ったりと、やりたい放題だった。

 研修医の鴻ノ池舞(畑芽育)は、被害を受けた子供たち、保護者、病棟スタッフの誰かが報復として何かやったのではないか、と推理。天使については、小児科の看護師・相馬若菜(玉田志織)も目撃したということで、謎が謎を呼んでいた。

 騒動の輪郭がくっきり浮かべば浮かぶほど、鷹央の力が必要で、彼女なら理由を突き止められるに違いない、と確信できる。では、なぜ関与しようとしないのか。それには理由があった。

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