『対岸の家事』第8話考察&感想レビュー。「男の嫉妬を甘く見ないほうがいい」ディーン・フジオカの台詞に深く頷いたワケ【ネタバレ】

text by まっつ

多部未華子主演のドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(TBS系)が、現在放送中。専業主婦の主人公が、働くママや育休中のエリートパパなど生き方も考え方も正反対な「対岸にいる人たち」とぶつかりながら繋がっていく。今回は第8話のレビューをお届けする。(文・まっつ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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多くの夫婦が直面する問題

『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』第8話©TBS
『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』第8話©TBS

 20日に放送された『対岸の家事』第8話は若干ディープな事象がテーマとして扱われていた。

 ひとつが夫婦間のセックスレスという問題。多くの夫婦が直面することであり、詩穂(多部未華子)と虎朗(一ノ瀬ワタル)の村上家も例に漏れていなかった。

 2人目の子供が欲しいというのは2人の共通認識としてあるものの、そもそも自分たちが「いつからしていないっけ?」という状態。男女というより「家族」になってしまったと相談する詩穂の言葉は世の夫婦の総意といえる。

 一方で、中谷家も不穏な空気に包まれている。育休を取得して、主夫として子育てに取り組んでいる中谷だが、何やら疲れている様子。妻である樹里(島袋寛子)とのコミュニケーションがうまくいっておらず浮気を疑っていることも起因しているのだろうが、ついには疲労がピークに達して倒れてしまう。

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