「想像を遥かに超えて素晴らしかった」映画『私は何度も私になる』岩井俊二監督&大阪アジアン映画祭PD暉峻創三氏コメント到着
出産・離婚を経て引退した女優が、復帰作の撮影の中で、“己との闘い”を模索する姿を描いた映画『私は何度も私になる』が、6月28日(土)より公開される。本作の公開に合わせて、タン・チュイムイ監督と親交がある岩井俊二監督と、大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクター暉峻創三氏より、コメントが到着した。(文・編集部)
本作の公開に合わせて、『friends after 3.11 劇場版』(2012)に出演したタン・チュイムイ監督と親交がある岩井俊二監督、東京国際映画祭時代からタン監督作の紹介に努めてきた大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクター暉峻創三によるコメントが到着した。
【岩井俊二(映画監督)】
役者と監督を目指す全ての人に見て欲しい。映画監督が主演女優としてここまで素晴らしい演技をするとは。見惚れてしまった。想像を遥かに超えて素晴らしかった。
【暉峻創三(大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクター)】
約10年の沈黙の時を経てたどり着いた監督の新境地、スケールアップ感の方が圧倒的に印象に残る。製作当時40数歳だった監督は、その間、38歳にして初めての子供をもうけ、41歳にして武術を習い始めたという。そのかけがえのない人生の経験が映画にダイレクトに反映しているのを、誰もが認めるだろう。監督自身が、出産・離婚を経て復帰を請われた有名女優という主人公を演じている点でも、新境地を感じさせる。
【作品概要】
出演:タン・チュイムイ(陳翠梅)ピート・テオ(張子夫)ブロント・パララエ(柏榮・裴拉勒)ジェームス・リー(李添興)ジニー・ウーイ(黃之豫)
監督:タン・チュイムイ
プロデューサー:ウー・ミンジン
日本語字幕:神部明世
翻訳協力:ワイズ・インフィニティ
協力:大阪アジアン映画祭
配給提供:天画画天(Heaven Pictures)、HK株式会社
配給:Cinemago
2022/香港・マレーシア/106分/カラー/G/原題:野蛮人入侵
©2022 By Heaven Pictures/HK/Cinemago
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【了】