チョ・ヨジョンが“覗く側”に? 『パラサイト 半地下の家族』との共通点を語る。映画『秘顔-ひがん-』キャストインタビュー
韓国映画初登場No.1、19歳未満鑑賞禁止にもかかわらず観客動員数100万人突破の快挙を達成した、”劇薬”サスペンス・スリラー『秘顔-ひがん-』。6月20日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開する本作より、チョ・ヨジョンのオフィシャルインタビューが到着した。(文・編集部)
チョ・ヨジョンのオフィシャルインタビュー到着
本作でメガホンを取るキム・デウ監督と3度目のタッグとなるチョ・ヨジョンは、映画『パラサイト 半地下の家族』(2019)で全米映画俳優組合賞のアンサンブル賞に輝き、ドラマ『ハイクラス~偽りの楽園~』(2021~)などでも評価される優れた演技力を持つ韓国を代表する女優の1人だ。
本作の台本についてチョ・ヨジョンは、「最初に台本をいただいた時、内容に本当に驚きつつも興味深く、”スヨン”というキャラクターがとても難しかったためしっかり演じられるかが心配でもありましたが、これまでの映画でほとんどお見せすることのできなかった新しく魅力的なキャラクターだったため、挑戦してみたいなと感じました」と語る。撮影前には、チェリスト役に挑むためチェロの練習をし、密室という空間の中にいるときの状態を多様な形で表現できるよう準備を徹底したという。
さらに、チェ・ヨジョンは、「家の中に、家の内部をいろんな角度から見ることができる密室がある独特な家の構造のセットだったため、撮影の仕方やリアクションの演技に特に集中しようとした」と、特殊な空間設定が演技に与えた影響を明かした。
また、チョ・ヨジョンは『パラサイト 半地下の家族』で、密室の地下空間からすべてを覗かれていた家主の妻を演じていたが、本作では一転して、密室に閉じ込められ、すべてを覗く側の人物を担うことになった。その対比について、「『パラサイト 半地下の家族』では、地下空間の存在を知らないキャラクターだったため、『秘顔-ひがん-』とは少し状況は違いますが、2つの映画に似た空間が出てくるという偶然はとても興味深かったです」と、2つの作品に通じる共通点を語った。
2014年に公開された映画『情愛中毒』以来、2度目の共演となったソン・スンホン、初共演であるパク・ジヒョンについては「2回目の共演だったソン・スンホンさんは変わらずに頼りがいがあり、ほっとできるパートナーでしたし、パク・ジヒョンさんは驚くべき集中力とリラックスした演技で私がスヨンのキャラクターを演じるにあたり、とても大きな助けとなりました」と感謝の気持ちを述べた。
そして最後に、観客に向けて「『秘顔-ひがん-』は映画の中の空間とサウンドを通して驚きの映画的な体験ができる魅力のある作品です。ぜひ楽しみにしてください」とコメントした。
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【作品概要】
監督:キム・デウ『情愛中毒』
出演:ソン・スンホン、チョ・ヨジョン、パク・ジヒョン
2024 年/韓国/115 分/1:2 ユニビジョン/カラー/5.1ch/字幕翻訳: 田村 麻美/原題:히든페이스/R18 synca.jp/higan
配給:シンカ/ショウゲート
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